オリックス銀行カードローンに申し込んでみたいけど、審査に通るかどうかを気にしている方は少なくないでしょう。
サイト等ではオリックス銀行カードローンの審査に関する口コミを見かけることもありますが、口コミの信ぴょう性は決して高いものではありませんから鵜呑みにすることもできません。
いざ申し込んで審査NGとなることだけは避けたいところですよね。
そこで今回はオリックス銀行カードローンの審査に焦点を絞って、その内容を見ていきながら審査難易度が甘いのか厳しいのかを検証していくことにしましょう。
【審査の詳細】
オリックス銀行カードローン審査情報
オリックス銀行カードローン審査には仮審査と本審査がある!
オリックス銀行カードローンの審査が甘いか厳しいかを判断する上で知っておかなければならないのが、どのような審査が行われているのかという点です。
カードローン会社の中には簡単に審査通過できるかどうかを診断する「お試し審査」なるものを用意しているところもあります。お試し審査で最低限の情報を入力すると、コンピュータが自動で判断をしてくれるというものです。
このお試し審査は本当に簡単なしくみのもので、高度な属性審査などをしてないのでお試し審査でOKとなっていてもその後の正式な審査でNGとなることも珍しくはないのですが、迷っている方の背中を推すくらいの効果はあるようです。
で、オリックス銀行カードローンにお試し審査があるかどうかについてですが、残念ながらオリックス銀行カードローンにはそのサービスはありません。
よって正式に審査に申し込んでみないと審査通過できるかどうかは分からないのです。
となれば申込みを検討している人にとってはオリックス銀行ではどのような審査が行われているのかが気になってくるところでしょう。
多くの方は審査と聞けば申し込み後に審査部で様々な調査が行われていると思っている方もいるかもしれませんが、オリックス銀行カードローンの審査は仮審査と本審査の2つに分かれています。
仮審査を通過した方が本審査へと進むことができ、そこで審査OKとなればカードローン契約に至るわけです。
申し込みから借り入れまでの流れは下記のとおりです。
2.申し込み規約に同意する
3.申し込みフォーム有無に必要事項を入力する
4.仮審査
5.在籍確認
6.本人確認およびローンカードの郵送
7.本人確認書類等の必要書類の提出
8.本審査
9.利用開始
上記の審査の流れから、申し込み後には仮審査と本審査の2つの審査が行われていることがお分かりいただけるでしょう。
では、仮審査と本審査、これら2つの審査ではどのようなことが調査されているのでしょう。
仮審査に通過しなければ本審査に進めないなんて、一体どんな審査が行われているのか、これってすごく興味の湧くところですよね。
まずはその点を詳しく見ていくことにしましょう。
仮審査とは?
近年の消費者金融カードローンは最短30分のスピード審査が当たり前となっています。
できるだけ早くお金を借り入れしたい方にとっては、欠かすことのできないサービスの一つですが、オリックス銀行カードローンでも30分とはいきませんが、銀行カードローンの中では比較的審査スピードは早い方といわれています。
そしてこのスピード審査を可能としているのが、コンピュータによるスコアリング審査の導入です。
消費者金融カードローンはこのコンピュータによるスコアリング審査を導入することによって、30分のスピード審査を可能にしているのです。
そして何を隠そうオリックス銀行カードローンもこのコンピュータによるスコアリング審査を導入しています。
仮審査はコンピュータによるスコアリング審査!
実は一般に仮審査ではこのスコアリング審査が行われています。
スコアリング審査とは申込時に入力した申込者の各情報を点数化して、その総合得点が仮審査を通過できる基準値に達しているかどうかの確認作業です。
申し込み時には氏名や年齢、住所などの基本的な個人情報以外にも、実に多くの情報入力が求められます。
申込時の入力情報はカードローン会社によって違ってきますが、オリックス銀行カードローンの場合、ほかのカードローン会社よりも大くの情報入力が求められます。
下記がオリックス銀行カードローンの申込時に入力を求められる個人情報の一部です。
・家族構成
・現在の居住形態
・居住年数
・家賃
・家賃、住宅ローンの返済の有無
・勤務先
・勤務先郵便番号
・勤務先住所
・勤務先電話番号
・勤務先資本金
・業種
・職業
・職種
・従業員数
・勤続年数
・役職
・税込年収
・収入形態
・出向の有無
・利用中のローン
これでまだ一部ですから、実に多くの情報開示が求められるのかお分かりいただけるでしょう。
そして重要なのがこの各情報の内容です。
オリックス銀行カードローンを始めとしたカードローンの審査ではこれら各情報を属性と呼び、例えば、それぞれに下記のような点数評価が行われています。
・公務員 5点
・大手上場企業 4点
・中小企業 3点
・個人事業主、自営業 2点
・パート、アルバイト 1点
・無職 0点
*正確な評価点数ではありません。
カードローンのスコアリング審査ではこれら各属性の評価点数の総合点が幾らになるかを、コンピュータを使って自動集計するわけです。
以上のようにオリックス銀行カードローンの仮審査は、申込者属性の総評価がカードローン利用可能な基準値をクリアしているかどうかの確認です。
各属性の評価点数がいくらに設定されているのかは銀行によって異なり、我々一般人が知ることはできませんが、すべての属性が高評価である必要はありません。
あくまでも総合得点が審査通過に必要な基準値をクリアしているかどうかが決め手となるため、何か一つ自信がない属性があるからといって、それが審査NGとなる原因にはならないのです。
あくまでも総合得点が審査通過に必要な条件であることをよく理解しておきましょう。
本審査は人の手による最終確認!
一般的にカードローン審査では審査通過後に在籍確認が行われます。
在籍確認は審査内容に問題がなく利用可能と判断された時点で行われるのが普通なのです。
これは無駄な作業に時間と人力をかけたくないという企業の考えの表れとも言えるでしょう。
ここで注目してもらいたいのが、オリックス銀行カードローン審査における在籍確認のタイミングです。
オリックス銀行カードローンの審査では先に説明したように、仮審査通過後すぐに在籍確認が行われています。
これは仮審査に通過すれば、審査は完了したも同然であることを意味します。
となれば本審査ではどのようなことが行われるのでしょう?
実はオリックス銀行カードローンの本審査で行われるのは、仮審査で利用された情報に誤りがないかどうかの確認作業のみです。
信用情報機関から個人情報を取り寄せ、提出された情報とのすり合わせが行われます。
よって、情報に差異がない場合は、すんなりと本審査通過となるでしょう。
しかし、信用情報に記載された内容に問題がある場合は話が別です。
信用情報には下記のような金融事故と呼ばれる情報が記載されています。
・返済の延滞
・債務整理
・代位弁済
これらは返済に問題があることを示す情報であり、信用情報にこれら情報が記録されている場合は返済能力ナシと判断されることとなります。
よって仮審査を通過したとしても、返済状況に問題がある場合は審査時間が長くなるだけでなく、審査NGとなる可能性が極めて高くなってきます。
オリックス銀行カードローンの場合、在籍確認が行われた時点で仮審査通過を意味し、契約に至る可能性は格段に高くなると推測できますが、信用情報に問題がある場合は、それも100%とは言い切れません。
この点はよく理解しておきましょう。
審査時間と融資実行までの日数は?
先程も申しましたが、オリックス銀行カードローンは、ほかの銀行カードローンと比較すると審査スピードは早い部類にランクしています。
「それならば短期間で借り入れも可能なのでは?」と期待する方も多いでしょうが、実は審査スピードは速くても、実際に借り入れできるまでには数日必要となってきます。
なんともおかしいシステムなのですが、実はオリックス銀行カードローンはローンカードが郵送されてからでないと借り入れを行うことができないのです。
ローンカード到着後、その旨を連絡して初めて借り入れが可能になります。
オリックス銀行カードローンの審査スピードに期待して申し込む方も少なくありませんが、実際に借り入れできるまでには1週間程度は見ておく必要があります。
もっとも、最近では大手の銀行カードローンを中心に安易な借り入れを助長しかねない即日融資は取りやめる決定がなされています。
その点を勘案すれば、オリックス銀行カードローンも他の銀行カードローンも借り入れまでのスピード感に大差はないと言えるでしょう。
オリックス銀行カードローンを検討している方は、この点をよく理解してから申し込むようにしてください。
審査が甘いか厳しいかは申込者の属性によって違ってくる!
銀行カードローンの申し込みには必ず保証会社の保証を受けることが条件になっています。
保証会社とは利用者が返済不能となった場合、銀行へ借入残金のすべてを代位弁済する会社です。
銀行はこの保証会社をつけることで貸し倒れリスクを解消しているのですが、実はこの保証会社には代位弁済の他にも重要な役割を担っています。
その重要な役割がカードローン審査です。
銀行カードローンだから銀行が審査していると思っている方は多いでしょうが、下記のように大手やネット銀行のほとんとは審査を保証会社に任せています。
三井住友銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス) |
みずほ銀行カードローン | オリエントコーポレーション |
りそな銀行カードローン | オリックス・クレジット株式会社 |
セブン銀行 | アコム株式会社 |
横浜銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス) |
東京スター銀行カードローン | 新生フィナンシャル株式会社 |
PayPay銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス) |
これはオリックス銀行カードローンも同様ですが、同行の場合はほかの銀行とは違い2つの保証会社が付いているのです。
どちらの保証会社が審査するかで難易度は変わる!
オリックス銀行カードローンの保証会社は下記の2つです。
・新生フィナンシャル株式会社
なんで2つも保証会社があるのか、これがオリックス銀行カードローンの審査難易度に対する意見が分かれる原因となっています。
オリックス銀行カードローンの審査は甘いという評判もあれば、厳しいという評判もあります。
サイト上評価では大抵、どちらかの評判に偏るのが一般的なのですが、オリックス銀行カードローンの場合はどちらの意見も多く見られるのです。
オリックス銀行カードローンはまず、グループ会社であるオリックス・クレジット株式会社に審査が回されますが、オリックス・クレジット株式会社の審査に通らなかった場合、新生フィナンシャル株式会社で審査を行っています。
つまり、オリックス・クレジット株式会社で審査に通らなくても新生フィナンシャルで審査が通る可能性があるというわけです。
オリックス銀行カードローンで押さえておきたいポイントはコレ!
オリックス銀行カードローンの審査が甘くなるか厳しくなるかは、申込者の属性と借り入れ希望額によって違ってくることがわかったところで、最後に利用する上で抑えておいて欲しいポイントについて説明します。
オリックス銀行カードローンの金利は高い?低い?
オリックス銀行カードローンの金利は1.7%~14.8%となっています。
銀行カードローンの一番のメリットは金利の低さです。
多くの方が低金利を目当てに銀行カードローンに申し込むのですから、金利面に関してはオリックス銀行カードローンは平均的な低金利カードローンだといえます。
しかし、オリックス銀行カードローンの金利は利用限度額によって大きく違ってきます。
オリックス銀行カードローンの金利設定を見れば、金利が大きく違ってくることがお分かりいただけるでしょう。
金利設定は下記のとおりです。
100万円未満 | 金利12.0%~14.8% |
100万円超え~150万円以下 | 金利6.0%~14.8% |
150万円超え~300万円以下 | 金利5.0%~12.8% |
300万円超え~500万円以下 | 金利4.5%~8.8% |
500万円超え~700万円以下 | 金利3.5%~5.8% |
700万円超え~800万円以下 | 金利1.7%~4.8% |
100万円未満の場合は12.0%の金利が適用される可能性はありますが、決して安い金利設定とは言えません。
特に初回申込の場合は上限金利が設定されるのが一般的ですから、14.8%が適用されることになるでしょう。
100万円を超える限度額設定となれば下限金利は大幅に下がり6.0%、上限金利はそのまま14.8%であり、一般的な銀行カードローンの水準です。
そして注目してもらいたいのが、それ以降の金利設定です。
300万円を超えると確実に安いと断言できる金利設定となってきます。
先程も申しましたがオリックス銀行カードローンは借入額が高額になればオリックス・クレジット株式会社による審査となるため、審査難易度は高くなってしまいます。
しかし、あえて高額借入を希望する方であるならば、オリックス銀行カードローンは金利面においても大きなメリットを生み出すのです。
100万円未満で初回申込の場合は、金利面でのメリットは期待しづらい面はありますが、高額借入ならメリットを生むカードローンだということをよく理解しておきましょう。
オリックス銀行カードローンの返済額は借入残高で決まる!
カードローン利用で一番気をつけなければならないのが返済です。
返済で遅延や延滞を繰り返せば返済能力、信用度がともに疑問視され、利用限度額が減らされたり、最悪の場合は利用停止となることもあります。
もちろん返済能力と信用度が著しくマイナス評価されるため、利用中の増額が叶うことは決してありません。
よって、確実に返済できる借り入れを心がける必要があるのです。
そこで覚えておいてもらいたいのが、オリックス銀行カードローンの返済額です。
オリックス銀行カードローンの毎月の返済額は下記のように借入残高によって違ってきます。
10万円以下:3,000円
10万円超30万円以下:6,000円
30万円超50万円以下:9,000円
50万円超100万円以下:15,000円
100万円超150万円以下:20,000円
150万円超200万円以下:25,000円
200万円超250万円以下:30,000円
250万円超300万円以下:35,000円
300万円超400万円以下:40,000円
400万円超500万円以下:50,000円
500万円超600万円以下:60,000円
600万円超:70,000円
30万円の借入残高の場合は毎月の返済は9千円となりますが、返済が進み借入残高が30万円を切れば毎月の返済額は6千円となります。
一番重要なのは先程も申しましたが、返済可能な借り入れを行うという点です。
しかし、毎月の返済負担を軽減して少額に抑えると、その分、返済期間は長くなり多くの利息を支払わなければなりません。
よって、余裕が有る際には多めの返済を心がけ、少しでも返済期間を短くすることを忘れないようにしましょう。