カードローン各社は他社との差別化のため、様々なメリットを訴えていますが、本当の良さは実際に利用してみないと分かりません。
利用後に気づくメリット・デメリットが多くあるのは致し方のないことです。
また各社が挙げているメリットは利用者によって、とらえ方が違ってくるため本当にメリットとならないことも少なくありません。
よって、カードローン申し込みの際には、その特徴をよく吟味した上でメリットとして挙げられているものが、本当に自分にとって優位性を生み出すものなのかどうかをよく考えなくてはなりません。
そこで今回はオリックス銀行カードローンの他社カードローンにはないメリットにはどのような点があるのかを紹介していきます。
いまオリックス銀行カードローンへの申し込みを検討している方は特によく理解するようにしてください。
【オリックス銀行公式サイト】
金利(利率) | 限度額 | 年齢 |
1.7%~14.8% | 最高800万円 | 満20歳以上69歳未満 |
他社にはないオリックス銀行カードローンのメリットはコレ!
オリックス銀行カードローンの特徴とも言えるメリットは下記のとおりです。
・即時振込サービス※
・提携ATMの手数料が無料
・高額借入なら低金利が実現できる
※①契約後(カード発行後)②登録口座または振込専用口座にPayPay銀行を登録いただければ利用可能
これらはオリックス銀行カードローンで見逃すことのできない大きなメリットであり、申し込む際には是非とも抑えておいて欲しいポイントになってきます。
即時振込サービス
カードローンといえばATM利用者が大半を占めますが、近年利用率が高くなってきているのが振込キャッシング。
振込キャッシングはネットや電話により指定口座に借入希望額を振り込んでもらう借入手段で、今ではカードローン業界でも定番化し、大半のカードローン会社で導入されています。
しかし、この振込キャッシングの難点の一つが振込時間。
銀行を通しての振込となるため当日現金が必要な場合は銀行営業時間内の申し込みが必要となる上、借入申込と振込実行されるまでの時間にタイムラグが生じることも少なくありません。
これはオリックス銀行カードローンでも同じです。
基本的にオリックス銀行カードローンの振込キャッシングの対応時間は下記の通りとなっています。
(平日)
・申込時間:0時15分~8時40分
⇒振込時間:即日9時~10時
・申込時間:8時40分~15時
⇒振込時間:即日
・申込時間:15時~23時50分
⇒振込時間:翌営業日9時~10時
(土日祝日)
・申込時間:0時15分~23時50分
⇒振込時間:翌営業日9時~10時
※毎日3:00~4:10はシステムメンテナンスのため利用中止。
つまり、銀行営業時間以外の振込キャッシングの場合、口座に入金されるのは銀行の翌営業日となってしまい、銀行営業時間内でなければ借入申込の当日に現金を手にすることはできません。
しかし、オリックス銀行カードローンはこの問題点を見事に解消しています。
振込先口座をPayPay銀行に指定することで、24時間365日振込み可能な振込キャッシングのサービスを受けることが可能になるのです。
しかも、振込も申し込み後、数秒で振込される即時振込サービスに対応しているので、借入申込後に生じるタイムラグも気にする必要はありません。
即時振込サービスは、①契約後(カード発行後)②登録口座または振込専用口座にPayPay銀行を登録いただければ利用可能です。
提携ATMの手数料が無料
カードローンの借入・返済で一番使用率が高いのがATM。
しかし、ATM使用で一番ネックとなってくるのが使用料です。
この点もオリックス銀行カードローンは心配いりません。
オリックス銀行カードローンの提携ATM使用料は完全無料となっているからです。
塵も積もれば何とやら、ATM手数料はバカにできない!
カードローン会社の持つ自社ATMでは使用料が発生することはありませんが、ATM台数を補うために各社が提携して使用可能としている提携ATMは下記使用料が有料となるところが大半です。
【提携ATMでよくあるパターン】
・利用金額1万円以下 110円
・利用金額1万円超え 220円
使用料を見てみれば大した金額ではないと思われる方も多いことでしょう。
しかし、この一見大した金額ではないように見える使用料も利用回数と利用期間によっては無視できないものとなってくるのです。
仮に1万円以下の取引を月に3回行うとしましょう。
その際に発生する月間使用料は324円となり、これを1年で換算すると3,888円となります。
また1万円以上の取引だと月間使用料は648円、1年で7,776円です。
ここでカードローン利息について考えてみましょう。
3万円を高金利と言われる消費者金融カードローンの金利18%で借り入れした際に発生する月間利息は約444円です。
つまり1万円以上の取引で支払う月間使用料の648円は、高金利と言われる消費者金融カードローンの金利をさらに上回る額となるのです。
ここで見逃してはならないのは、手数料額が高金利と言われる消費者金融カードローンの利息よりも高くなっているという点です。
また、カードローン利用は短期間では終わりません。
何年にも渡る利用期間となるため、利用頻度によってはその期間内にこの額、またはこれを上回る額の手数料を支払うこととなるのです。
となれば一回たった数百円の手数料ではありますが、決して無視できるものではないことをお分かりいただけるでしょう。
オリックス銀行カードローンの使用可能な提携ATM台数は?
残念ながらオリックス銀行カードローンは自社ATMがありません。
しかし、使用可能な提携ATM台数は全国で100,000台以上にも上り、下記のように身近で稼働している提携ATMを無料で利用することができます。
・三井住友銀行ATM
・西日本シティ銀行ATM
・ゆうちょ銀行ATM
・イオン銀行ATM
・セブン銀行ATM
・ローソン銀行
・E-net(ファミリーマート、ポプラ、デイリーヤマザキ、セーブオンなど)
カードローンにおいて提携ATMが一番高い利便性を持つと言われているのは、使用したい時に探すことなく身近に存在しているからです。
そして、それを可能としているのがコンビニエンスストアの存在。
オリックス銀行カードローンはその稼働台数もさる事ながら、大手コンビニエンスストアと言われるすべての提携ATMを無料で使用することができます。
これは提携ATMの利便性の高さを十分に発揮できる環境が整えられていることを意味します。
提携ATM使用料が無料であることに加え、見逃すことのできない大きな特徴でありメリットと言えるでしょう。
高額借入なら低金利が実現できる
銀行カードローンは消費者金融カードローンよりも低金利なのが一つの特徴であり、初回申込時に適用される上限金利でも下記のように金利差が生まれています。
・消費者金融カードローン⇒上限金利18%
近年、消費者金融カードローンよりも銀行カードローン利用者が増えたのも、この金利差が大きな影響を与えていることは間違いないでしょう。
ですが金利が高いか安いかはこの上限金利を見ただけでは判断できないのです。
カードローン金利は借入限度額が大きく影響してきます。
借入限度額が高額に設定されればされるほど、金利設定は低くなってくるのです。
この点はオリックス銀行カードローンも同じなのですが、その金利設定は各カードローン会社の考え方次第で各社違っており、この点においてオリックス銀行カードローンは特記すべき大きなメリットが隠されているのです。
オリックス銀行カードローンは金利設定にメリットあり!
オリックス銀行カードローンの金利は借入限度額に応じて、下記のように設定されています。
100万円未満 | 12.0%~14.8% |
100万円以上~150万円以下 | 6.0%~14.8% |
150万円超え~300万円以下 | 5.0%~12.8% |
300万円超え~500万円以下 | 4.5%~8.8% |
500万円超え~700万円以下 | 3.5%~5.8% |
700万円超え~800万円以下 | 1.7%~4.8% |
先に説明したように借入限度額が大きいほど低金利設定となっていますが、注目してもらいたいのは下記の点です。
・100万円を超えると驚くほど低金利
この2点が他のカードローンとは違う、オリックス銀行カードローンの金利特徴であり、大きなメリットとなってくるのです。
設定金利に幅を持たせている
オリックス銀行カードローンの金利特徴の一つが、この金利設定に幅を持たせている点です。
下記はみずほ銀行カードローンの金利設定です。
10万円以上~100万円未満 | 金利14.0% |
100万円以上~200万円未満 | 金利12.0% |
200万円以上~300万円未満 | 金利9.0% |
300万円以上~400万円未満 | 金利7.0% |
400万円以上~500万円未満 | 金利6.0% |
500万円以上~600万円未満 | 金利5.0% |
600万円以上~800万円未満 | 金利4.5% |
800万円 | 金利2.0% |
100万円未満の金利は14.0%とオリックス銀行カードローンよりも低金利となっていますが、100万円未満では何があっても金利は14.0%しか設定されません。
これに対してオリックス銀行カードローンの金利は「12.0%~14.8%」となっており、みずほ銀行よりも高金利となる可能性もありますが、逆に低金利の12.0%で借り入れできる可能性もあるのです。
このようにオリックス銀行カードローンは一見高金利設定のように見えますが、その実、低金利で借り入れできる可能性を秘めた銀行カードローンとなっています。
いくらの金利が設定されるのかは審査結果次第で、評価が高ければ低金利が設定される可能性が高く、逆に審査通過しても評価が低ければ上限金利いっぱいの金利が設定されることになります。
審査結果の評価は主には下記の属性が重要視されます。
・勤務先
・勤続年数
・他社借入件数
・他社借入総額
・信用情報
これら属性で高評価となれば、十分、低金利が設定される可能性があるのです。
自分の審査内容に自信がないという方にとっては金利メリットが生まれる可能性は低いでしょうが、自信があるという方にとっては低金利設定が受けられるチャンスのあるカードローンと言えます。
100万円未満で12.0%となれば、銀行カードローンの中でも間違いなく低金利の部類に入ってきます。
となればメリットを受けられる方は限定されるとは言え、申込時には是非とも抑えておいて欲しい大きな特徴と言えるでしょう。
100万円を超えると一気に金利が引き下げられる
そしてオリックス銀行カードローンの金利特徴のもう一つが、100万円を超える借入限度額になると一気に金利が引き下げられる点です。
オリックス銀行カードローンは100万円未満だと「12.0%~14.8%」という金利設定ですが、100万円以上~150万円以下では「6.0%~14.8%」と上限金利が3%も引き下げられています。
となればオリックス銀行カードローンを賢く利用するには、100万円以上の借入限度額を設定するのが秘策となってくるのです。
また100万円以降の金利設定を先ほどのみずほ銀行と比較すると、上限金利の面では下記のようにみずほ銀行に分があります。
100万円未満 | オリックス銀行14.8% みずほ銀行金利14.0% |
100万円以上~150万円以下 | オリックス銀行14.8% みずほ銀行金利12.0% |
150万円超え~300万円以下 | オリックス銀行12.8% みずほ銀行金利9.0%~12.0% |
300万円超え~500万円以下 | オリックス銀行8.8% みずほ銀行金利6.0%~7.0% |
500万円超え~700万円以下 | オリックス銀行5.8% みずほ銀行金利4.5%~5.0% |
700万円超え~800万円以下 | オリックス銀行4.8% みずほ銀行金利2.0%~4.5% |
しかし、下限金利では下記のように話は違ってきます。
100万円未満 | オリックス銀行12.0% みずほ銀行金利14.0% |
100万円以上~150万円以下 | オリックス銀行6.0% みずほ銀行金利12.0% |
150万円超え~300万円以下 | オリックス銀行5.0% みずほ銀行金利9.0%~12.0% |
300万円超え~500万円以下 | オリックス銀行4.5% みずほ銀行金利6.0%~7.0% |
500万円超え~700万円以下 | オリックス銀行3.5% みずほ銀行金利4.5%~5.0% |
700万円超え~800万円以下 | オリックス銀行1.7% みずほ銀行金利2.0%~4.5% |
金利適用は先程説明したように審査結果次第な上、下限金利いっぱいの金利設定が行われることは滅多にありません。
よって、実際には上記のような金利メリットが生まれることはほとんどないでしょうが、それに違い金利設定が行われる可能性は十分にあるのです。
となればやはりオリックス銀行カードローンは、できるだけ高い借入限度額の設定が可能なほどほかにはない優位な低金利利用ができるカードローンと言えるでしょう。