「急にお金が必要になった!」
誰しもが直面するお金のピンチに一番手っ取り早く、頼りになるのがカードローンです。
カードローンは、通常の個人向けの融資や借り入れと比べて提出書類が多くない簡単手続きで、審査期間も早いところだと即日〜数日程度と短いのが特徴です。なるべく早く融資を受けたいという方にはまさに打ってつけの借入手段と言えるでしょう。しかも、担保や保証人も不要なのが一般的です。
しかし、カードローンといってもその諸条件は様々ですから、融資までにどれくらいの期間を有するのかは申込先によって大きく違ってきます。
融資実行までの期間が早い消費者金融系のカードローンでも、希望する融資期間に合わせて申込先を選ぶのが賢い利用方法です。
特に即日融資といった最速融資を求める方にとっては、申込先選びが重要なポイントとなってきます。
そこで、今回はそんな方に向けて、カードローンで最速借入するにはどうすればいいのかについて解説していきます。
最速融資を求めるならば消費者金融カードローンがおススメ!
カードローンは大きく分けると下記の2つに分類されます。
・銀行カードローン
・消費者金融カードローン
それぞれにメリット・デメリットがあるので、申込者はニーズに応じた選択が一番賢くカードローン利用するための最優先ポイントとなります。
今回の「最速借入」というニーズを考慮すれば、申込先は消費者金融カードローンに限定されてくるでしょう。
銀行が気になるという人も多いと思いますが、以前のように即日融資可能な銀行カードローンがなくなってきています。
銀行カードローンは即日融資に対応できない・・・
以前の銀行カードローンのイメージは、金利が低く、借入限度額が大きい、でも消費者金融カードローンよりも審査が厳しく通りにくいというものでした。
しかし、2006年あたりから即日融資に対応する銀行カードローンが出てくるなど、審査が厳しいというイメージが少なくなり、消費者金融カードローンよりも借入条件がいいことが後押しした結果、銀行カードローンがカードローン市場を席巻することになりました。
ですが、2017年あたりから銀行カードローンの過剰貸付が社会的問題として取り上げられたことで、銀行カードローンの審査方法の見直しが行われ、審査もより厳しいものへと変化したのです。
これによってかつては即日融資を謳っていたメジャーな銀行カードローンでも即日融資に対応しない姿勢が取られることとなり、その数は激減しました。
そしてこの銀行カードローンの即日融資を事実上不可能にしたのが、2018年1月からスタートされた警視庁へのデータ照合です。
銀行カードローンの過剰貸付は自己破産者を続出させただけでなく、即日融資が可能なスピード審査を行ったことで、反社会的勢力にまで融資を行うという事態を招きました。
これを防ぐべく導入されたのが警視庁へのデータ照合です。
この警視庁へのデータ照合の概要は下記のとおりで、事実上、即日融資が不可能になったことが伺えます。
「導入するのは銀行が新規融資の申し込みを受けた場合、預金保険機構を通じて警察庁のデータベースに接続し、反社会的勢力に関係がないかを確認する仕組み。運用が始まれば融資審査に数日ほどかかるようになる。みずほ銀行で二〇一三年、系列信販会社を通じた暴力団関係者への融資が発覚したことを受け、全国銀行協会と警察庁が一五年に情報照会の導入で合意し、準備を進めていた。」
*東京新聞 TOKYOWebより引用
メガバンクやネット銀行が即日融資への対応を止めた後でも、一部の地方銀行や信用金庫等では即日融資を謳うところも数多くありましたが、今後はこの警視庁へのデータ照合の導入に伴い、銀行カードローンの即日融資は事実上不可能となってしまったというわけです。
即日融資可能な銀行カードローンがなくなってしまった事は利用者にとって大きな痛手となりますが、即日融資といった最速借入を求めるならば、銀行カードローンは対応不可だということはよく覚えておきましょう。
消費者金融カードローンで最速融資を行うには?
それでは消費者金融に申し込めば、必ず即日融資といった最速借入が可能なのでしょうか?
いいえ、消費者金融カードローンの全てが即日融資に対応しているわけではありませんし、対応先でも申し込めば必ず即日融資が受けられるわけではありません。
注意しなければならないポイントがあるのです。
申込時に一番注意しもらいたいのが、下記条件をクリアしているかどうかです。
・借入総額が多くないか
・他社の返済状況に問題がないか
消費者金融カードローンが謳う即日融資は、申込者に問題となる点がなかった場合のみ有効です。
問題となる点があれば審査は慎重に行われることとなり、即日に審査結果が出ることはまずありません。
中には審査落ちとなってしまうこともあるでしょう。
よって、まずは1つでも上記条件をクリアできていない方は、即日融資可能な消費者金融カードローンでも最速融資を受けることはできないかもと考えておくべきです。
借入件数、借入総額が多くないか
消費者金融カードローンは総量規制に準じた貸付義務が課されています。
よって、年収の3分の1を超える貸付は絶対に行われません。
となればまず確認しなければならないのが申込時の他社借入総額です。
申込時に他社借入がこの基準に達している場合は審査落ちとなりますし、近い場合には審査は慎重に行われるため審査時間は長くなり、審査に通ったとしても、結果が出るのに長い期間が必要となる可能性が高くなります。
また、この総量規制で注意しなければならないのは、現状の他社借入総額だけではありません。
仮に全く借り入れしていないとしても、審査時には他社借入先の借入限度額が実際の借入金額とみなされます。
借入限度額が50万円の他社借入先が3社あったとしましょう。
この3社からの借入金額はゼロ円だったとしても、150万円の借り入れがあるとして審査が進められるのです。
借入限度枠に余裕がある方が即日融資を狙って、他社への新規借入を行うことはまずないでしょうが、審査時には「他社借入件数の総借入限度額 = 借入額」とみなされるということをよく理解しておきましょう。
他社の返済状況に問題がないか
審査時には他社借入や他社ローンの取引記録が保管された個人信用情報が確認されます。
この確認時に一番重要視されるのが、これら他社への返済状況です。
毎月決められた日に確実に返済していれば何の問題もありませんが、返済遅れが度々ある場合には申込者の返済能力が問われることになるので審査は慎重に行われ、自ずと審査時間は長くなってしまいます。
また、下記のように全く返済能力ナシと判断される金融事故情報がある場合には、即日融資どころか、審査通過すら全く望めない事態となります。
・延滞
・強制解約
・代位弁済
・債務整理
返済状況に問題がある方は、即日融資は不可能だと考えておいた方がいいでしょう。
最速融資を受ける手順
最速融資を受けるための最低条件を理解してもらったところで、次は実際に消費者金融カードローンの中でも大手と呼ばれる下記3社を例に挙げて、最速で借りる場合の手順について説明していきます。
・アコム
・プロミス
・アイフル
今回は一番多く利用されているネット申し込みを使った場合の流れを見ていきますが、即日融資を受けるには各社いくつかの条件があるので、シッカリと理解するようにしましょう。
アコムの場合
アコムの申し込みから利用までの手順は下記のとおりです。
2. 申込フォームに必要事項を入力
3. 仮審査
4. 仮審査結果が通知
5. 本人確認書の提出
6. 本審査
7. 本審査結果が通知
8. 契約内容確認後、契約を完了する
借り入れまでの手続きの手順は上記のとおりですが、アコムで最速融資を受けるために最も重要なカギとなってくるのが時間です。
アコムの借入方法は「ATMでの借り入れ」と「振込キャッシングでの借り入れ」の2つがありますが、契約完了時間によってこれら借入方法が即日融資を受けるのに大きく影響してきます。
ローンカードを持っていれば24時間365日、ATMを利用して借り入れできますが、振込キャッシングの場合には原則的に平日14時30分までに振込依頼を完了していることが条件となってきます。
これ以降の振込依頼は銀行の翌営業日となってしまうので、審査結果が当日出たとしてもその日に現金を手にできません。
よって、申込時間によっては、ローンカード発行を受ける必要が出てくるのです。
楽天銀行の口座を持った方ならば24時間365日の振込が可能ですが、そうでない方は必ずローンカードの発行を受けることが条件となってきます。
ローンカードは下記の場所で発行可能で、申込時にローンカードの発行を依頼すれば、審査通過後に発行を受けることができます。
⇒利用可能時間8時~22時
・三菱UFJ銀行内カードローンコーナー
⇒利用可能時間8時~22時
・アコム店頭窓口
⇒利用可能時間9時30分~18時(平日のみ)*一部、営業時間が異なるので確認が必要
最速融資を求める場合には、この点には十分に注意しましょう。
プロミスの場合
実質年率 | 限度額 | 年齢 | その他 |
4.5%~17.8% | 500万円 | 18歳~74歳 申込時年齢が18歳・19歳の場合は収入証明書類の提出必須です。 高校生・定時制高校生・高等専門学校生は申込不可です。 収入が年金のみの方はお申込いただけません。 | 初めての方30日間無利息 ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 |
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
プロミスの申し込みから利用までの手順は下記のとおりです。
2.申込フォームに必要事項を入力
3.仮審査
4.仮審査結果が通知
5.本人確認書の提出
6.本審査
7.本審査結果が通知
8.返済方法の選択
9.契約内容確認後、契約を完了する
プロミスも最速融資を受けるために最も重要なカギとなってくるのが時間です。
アコム同様に借入方法は「ATMでの借り入れ」「振込キャッシングでの借り入れ」の2つがありますが、三井住友銀行やPayPay銀行などの24時間振込可能な金融機関の銀行口座を持っていない場合には、振込キャッシング可能なのは原則的に平日14時までに振込依頼が完了できることが条件になってきます。
ですがプロミスの場合には申込時にどちらの借入方法を希望するかを「返済方法の選択」で決定し、振込キャッシングを選んだ場合はローンカードの受取方法を下記のどちらかから選択することになります。
・郵送
・自動契約機での発行
よって、振込キャッシングが利用できる利便性と最速融資の確実性を期するためにも、プロミスの申し込みでは振込キャッシングを選択し、ローンカードを自動契約機で発行する方法がベストと言えるでしょう。
ローンカードは下記の場所で発行が受けられます。
⇒利用可能時間9時~21時※契約機により営業時間が異なります
・三井住友銀行の自動契約機
⇒利用可能時間9時~21時
*一部、営業時間が異なるので確認が必要
以上のようにプロミスの申し込みでは振込キャッシングを選択し、ローンカードを自動契約機で受け取るようにするのが最速融資を可能にする条件であり、一番確実な方法となってくるのです。
アイフルの場合
アイフルの申し込みから利用までの手順は下記のとおりです。
2.申込フォームに必要事項を入力
3.アイフルから電話での申込内容の確認
4.審査
5.本人確認書の提出
6.本審査結果が通知
7.契約内容確認後、契約を完了する
アイフルもここまで紹介した2社と同様に、最速融資を受けるのに最重要ポイントとなるのが時間です。
しかもアイフルは他の2社のように24時間365日振込み可能な銀行がないので、審査結果が出た時間によって平日14時までの振込依頼ができない場合には、振込キャッシングだけの対応では即日融資は完全に不可能となります。
よって、時間もさる事ながら、端から即日融資を確実にするためには、ローンカードの発行を受ける必要があるのです。
アイフルでは申込時にローンカードの受取方法が下記の3つから選択できます。
・郵送
・無人契約ルーム(てまいらず)
ここで無人契約ルーム(てまいらず)を選び、審査後の契約をここで済ませることで、ローンカードの発行が受けられます。
無人契約ルーム(てまいらず)は9時~21時の間で利用可能ですから、ローンカードの発行を受けられるようにしておきましょう。
申込時には悪徳業者に気をつけて!
消費者金融利用時に最も注意しなければならないのが悪徳業者に引っかからないことです。
申込先が大手消費者金融と呼ばれるところや名の通ったメジャーなところなら気にする必要がありませんが、審査に通らず知名度のない中小の消費者金融に申し込まざるを得ないという方もいるでしょう。
街金をはじめとする中小の消費者金融には、闇金と呼ばれる悪徳業者が少なからず存在します。
審査通過がたやすい条件に惹かれて、悪徳業者に引っかかってしまうケースは少なくありません。
そこでこれら中小の消費者金融に申込む際には、申込条件だけに惹かれることなく、その業者が悪徳業者でないかどうかの見極めが必要になってくるのです。
中小の消費者金融でも大手消費者金融に負けない好条件で借り入れできる堅実な貸付を行うところも少なくありませんが、中小の消費者金融を利用する際にはこのリスクは避けて通れません。
申込時にはネット等でどういった業者なのかを確認し、口コミ等も参考にした上で安全な業者なのかを確認するようにしてください。