以前に急な出費のためオリックス銀行カードローンを契約したけど、完済してしまって今では全く利用していないという方は意外と多いのでは?
中には全然利用していないから、自動的に解約されていると思っている方もいることでしょう。
しかし、オリックス銀行カードローンも他のカードローンも、自分で解約処理をしなければ、自動的に解約されることはありません。
今後利用する予定があるのなら、そのまま解約せずに持っておくのもいいですが、全く借り入れの予定がないのなら解約してしまうのも1つの手です。
そこで今回はオリックス銀行カードローンの解約方法を説明し、解約で生じるメリット・デメリットについて検証していきます。
オリックス銀行カードローンの契約は自動更新される
先程も少し触れましたがオリックス銀行カードローンは勝手に解約されることはありません。
自分で解約処理をしないことには、契約は毎年自動更新され続けるのです。
(※原則として審査のうえ自動更新)
これはオリックス銀行カードローンに限った話ではなく、自動更新の期間は違うものの、下記のようにほかのカードローンも自動更新されます。
(1年毎の自動更新)
・みずほ銀行カードローン
・楽天銀行スーパーローン
・セブン銀行カードローン
・auじぶん銀行カードローン
・東京スター銀行カードローン
・イオン銀行カードローンBIG
(3年毎の自動更新)
・ノーローン
・SMBCモビット
・PayPay銀行カードローン
(5年毎の自動更新)
・アコム
・プロミス
・アイフル
実際に何年も利用していなかったオリックス銀行カードローンも、利用すればチャンと借り入れすることが可能です。
よって、解約されていたと思っていた方や、今後の利用の予定がない方は、キチンと段取りを踏んで解約することをおススメします。
解約処理前には借入残金の確認と処理を!
オリックス銀行カードローンの解約時には、借り入れを完済していることが条件となってきます。
オリックス銀行は毎月定額の返済となるため、完済しているつもりでも利息等で生じる端数が残っている可能性があります。
よって毎月の返済がなくなっている方も、端数が残っていないかの確認が必要です。
借入残金の確認方法は?
それではまず借入残金がないかどうかを確認する方法から説明します。
残金照会は問い合わせはお客様サポートの「メンバーズナビ」で簡単に確認することができます。
ここで残高照会をするのもいいのですが、今回は一括返済が目的ですので、「一括返済シミュレーション」を利用する方が便利でしょう。
「一括返済シミュレーション」は下記の手順で利用できます。
2.一括返済シミュレーションを選択する
3.一括返済予定日を入力して検索を押す
4.一括返済金額の表示
この一括返済シミュレーションを利用すれば間違った金額を返済することもなく、返済予定日に合わせて利息計算がされた金額が表示されます。
間違った金額を返済しても完済とはならず解約することができないので、残高照会を利用するよりも、やはりこの一括返済シミュレーションを利用することをおススメします。
返済手段は?
返済手段はオリックス銀行カードローンで用意されているすべての返済方法が利用できます。
その方法は下記の3つです。
・口座振替による引き落とし
・指定返済用口座への振込み
それではこれら方法について詳しく説明していきます。
①提携ATMからの返済
1円単位の返済は下記3つの窓口が併設された提携ATM(一部を除く)からしか行えません。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、西日本シティ銀行
よってお近くにこれら3つの提携ATMがない方はほかの返済方法を選ぶしかありません。
まずはこれら3つの提携ATMがあるかを確認するようにしてください。
②口座振替による引き落とし
口座振替による一括返済は、現在この方法で返済している方のみの利用となります。
よって、この返済方法を選んでない方は利用することはできないので、その点はよく理解しておきましょう。
また口座振替での一括返済の場合には、メンバーズナビから一括返済の申し込みをする必要があります。
その方法は下記のとおりです。
2.「一括返済申込」を選択
3.「一括返済金額」を選択
4.「お振込み口座」を選択
5.入力内容を確認して「一括返済を申込む」を選択
6.申込完了
口座振替による一括返済は返済日を自由に設定することはできません。
現在設定している約定返済日が一括返済日となります。
よって、借入残金が極少額の端数でない場合には利息が発生することになるので、多めに利息を支払うこととなります。
その場合には自由に返済日を指定できるほかの返済手段を利用することをおススメします。
③指定返済用口座への振込み
オリックス銀行カードローンの利用者ごとに用意された返済専用口座を使って返済する方法です。
オリックス銀行カードローンの銀行振込は、利用者ごとに指定された返済専用口座からしか返済できません。
返済専用口座はお客様専用サイトの「メンバーズナビ」から申し込み、指定された口座へ返済します。
海外からの送金はできませんが、今回紹介した返済方法の中では最も利用しやすく、早めに一括返済処理が行える方法でしょう。
オリックス銀行カードローンの解約方法
それでは借入残金の一括返済処理の方法を説明したところで、本題の解約方法について説明していきます。
オリックス銀行カードローンの解約処理は簡単に行うことができます。
解約窓口はカードデスクになります。
・電話番号0120-890-699
・受付時間 平日9:00~18:00
上記番号に電話してオペレーターに解約する旨を報告すれば解約申込が完了です。
解約時の注意点
オリックス銀行カードローンの解約はいま説明したとおり本当に簡単に行えるのですが、解約時に注意しておいてもらいたいポイントもあります。
この点は新規借入先の担当者に確認して、必要な場合には忘れず発行してもらうようにしてください。
オリックス銀行カードローン解約でのメリット・デメリット
それでは最後にオリックス銀行カードローンを解約した場合に生じるメリット・デメリットについて説明します。
カードローンは申込時には様々な情報を集めて、どうすればいいのかを熱心に調べるのですが、解約に関しては驚く程無関心な方が多いのが実情です。
解約した後に解約するんじゃなかったなんてことになる方も少なくありません。
よって、解約に関するメリット・デメリットについてはよく知っておく必要があるのです。
オリックス銀行カードローン解約のメリットは?
オリックス銀行カードローンを解約することで生じるメリットは下記の2つです。
・信用情報に借入先としての記録が消える
・信用情報に解約の記録が残る
①けじめがつく
オリックス銀行カードローンに申し込んだのには、おそらく何らかの事情があってのことでしょう。
しかし、借り入れも完済して利用する予定がない場合には、解約しておいた方がいいというタイプの方も少なくありません。
カードローンは利用限度額以内なら何度でも簡単に借り入れする事が可能です。
よって、知らず識らずのうちに本当に必要ではない遊興費等のため、借り入れを繰り返すことが癖になってしまう方は実に多いのです。
そして借り入れが限度額いっぱいになるとほかのカードローンに申し込み、気づいた時には多重債務者になっていたなんてことも珍しい話ではありません。
そうならに為にも利用しなくなったカードローンは解約して、チャンとけじめをつける必要があるでしょう。
②信用情報に借入先としての記録が消える
長い人生、生活していけば住宅購入やマイカー購入など多額なローンを組む必要に迫られる時期を迎えることにもなるでしょう。
そんな時にそれら審査のマイナス要素となるのがカードローンです。
カードローンは持っていても借り入れしていなければ、審査には何の影響もないと思っている方が多いのですがこれは大きな勘違いです
審査時にはカードローンやクレジットカードについているキャッシング枠は、設定されている借入限度額が全額借金として計算されます。
「借り入れしていないのに何で?」と思われる方も多いことでしょう。
しかし、借り入れしていなくても、借り入れできる状況にあるということは、いつ何時、借入限度額いっぱいの借金を負うことにもなりかねません。
よって、借入先で設定された借入限度額は全額、借金している状態として審査が進められることになるのです。
カードローン1枚くらいなら審査に影響はありませんが、複数社のカードローンやキャッシング枠のついたクレジットカードを持っている場合には、審査に大きく影響することになります。
となれば利用する予定のないカードローンは早めに解約しておくに限るというわけです。
③信用情報に解約の記録が残る
これも新規申込時の審査におけるメリットとなるのですが、信用情報に解約という記録が残れば新しい審査先では好印象となります。
今回説明したように解約するには、借入残金を完済する必要があります。
ということは信用情報に解約の記録が残っているということは、返済能力の高い申込者だと評価されることになります。
また解約することで無駄な借り入れをしない人だという評価も加わることになるので、返済能力だけでなく、信用度もアップすることが可能です。
金融機関の融資審査においては、借り入れして返済しているという事実が大きく評価に影響してきます。
その点でも解約は大きく評価をあげる材料となってくるのです。
オリックス銀行カードローン解約のデメリットは?
それではオリックス銀行カードローン解約のメリットが分かったところで、是非とも理解しておいてもらいたいデメリットについて説明します。
そのデメリットは下記の3つです。
・利用するには新規申込が必要になる
・新規申込は以前より不利な条件となる
①いざという時利用できない
カードローンはクレジットカードのように年会費が発生しませんから、利用せずに持っていても何の出費も発生しません。
よって、利用する予定が全くない場合は、先程説明したメリットを受けるためにも解約しておいた方がいいでしょう。
しかし、カードローンを解約してしまえば融資枠を一切なくしてしまうことになるので、また必要な場合には再度申込をする必要が出てきます。
申し込みに手間取って必要な時間までにお金を用意できなかったという事態になる恐れもあるのです。
全く利用しないカードローンを持っておくことは先程説明した不利益を引き起こすことにもなりますが、いざ必要となった場合にはカードローンの利便性を懐かしく思うことにもなるでしょう。
よって、複数のカードローンを持っている方は問題ないでしょうが、1枚しか持っていないという方は解約するのが本当にメリットとなるのかをよく考える必要があるでしょう。
利用しないカードローンを複数枚持っておくのはおススメできませんが、1枚しか持っていないという場合には、いざという時のためにもそのまま解約せずに持っておくのもいいかもしれませんね。
②利用するには新規申込が必要になる
解約したはいいが、また必要になって再度申込をする方は少なくありません。
しかし、この場合は新規申込となるので、必ずしも審査通過できるとは限りません。
以前に申し込みした時と全く同じ状況であれば問題はないでしょうが、職業が変わったり、年収が変わったり、新たに申込みする際に以前と生活環境が変わったという方は必ずしも審査通過できるとは限らないのです。
また以前の利用で遅延や延滞があったという方は、審査時には大きなマイナス評価となります。
審査NGとなることもあるでしょう。
以前に利用していたから審査も簡単に通過できると簡単に考えている方は多いのですが、以前審査に通ったからといって今度も問題なく審査通過できるわけではないということをよく理解しておきましょう。
③新規申込は以前より不利な条件となる
オリックス銀行カードローンに限らず、カードローンの初回申込時には満足のいく条件で利用できる方はそうそういません。
金利にしても上限金利が設定されることが一般的で、希望借入額にもよりますがオリックス銀行カードローンならば100万円未満の場合は14.8%の金利設定が行われることが多くなります。
これは再度申込の場合も同様です。
新規申込として扱われることになるため、上限いっぱいの利率で金利設定が行われることになるでしょう。
よって、以前の利用で信用度が増し、金利が低く設定されていたり、限度額設定が増額されていたりしている場合には、同条件での利用は不可能となってくるのです。
カードローンは定期的な借り入れと毎月キチンとした返済を行っていれば返済能力と信用度が増し、好条件で利用できるようになります。具体的には利率が下がるわけです。
しかし、初回利用時にはその評価はありませんから、たとえ以前利用していたとしても、利用していなかった期間の評価ができないため、また最初からやり直しということになってしまいます。
この点をよく理解して、解約前の条件がどうなっているのかをよく確認し、今後の利用予定が本当にないのかをよく熟考する必要があるでしょう。
オリックス銀行カードローン解約はよく考えてから!
今回説明したようにオリックス銀行カードローンの解約は本当に簡単に行うことができます。
しかし、解約で生じるメリット・デメリットを考えれば、必ずしも解約することが正解というわけではありません。
確かに解約することによってメリットは生まれますが、また利用する必要性が出た場合に生じるデメリットは無視することはできません。
カードローンを複数枚持つことはおススメできませんが、オリックス銀行カードローンだけしか持っていないという方は本当に解約する方がいいのかをよく考えるようにしてください。