「カードローンを利用したい、でも・・・」そうためらう女性は多いことでしょう。
事実、毎年、金融商品取引法によって開示が求められている事業年度ごとの会社内容情報を見ても、女性の利用者は20%にも満たず、利用者の80%が男性となっています。
しかも銀行カードローンが自主規制を行ったことで、専業主婦の借り入れができなくなった今、カードローンへの女性申込は審査が厳しいのではと感じている方も少なくないでしょう。
そこで今回、オリックス銀行カードローンはOLでも借りれるのかに焦点を絞って詳しく解説していくことにします。
申込資格に性別や職業条件はない!
「OLはオリックス銀行カードローンに申し込みできるの?」と心配している方もいるでしょうが、実際のところそんな心配はまったく必要ありません。
オリックス銀行カードローンの申込条件は下記のとおりで、OLどころか性別に関する定めは一切ないからです。
・申込時の年齢が満20歳以上69歳未満
・原則、毎月安定した収入がある
・日本国内に在住している(外国籍の場合は永住者または特別永住者に限る)
・オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられる
上記条件をクリアしていればOLの方も立派に申込資格があるというわけです。
申込条件とはオリックス銀行カードローンを利用する上で最低限必要となる条件のことを指します。
よって、この申込条件をクリアできている方ならば誰でも、オリックス銀行カードローンを利用できる可能性が十分にあると考えていいのです。
しかし、申し込みできるからといっても、必ずしも利用できるというわけではありません。
申し込み後に行われる審査を通過して始めて利用可能となるからです。
利用できるかどうかは審査次第!
これはOLの方に限った話ではなく、申込者全ての方に共通して言えることですが、この審査を無事通過するためには最低限、下記項目をクリアしている必要があります。
・他社借入件数が妥当
・申込者の信用情報に事故情報が記録されていない
上記条件をクリアできていない場合、まず審査通過はありえないと考えておいた方がいいでしょう。
他社借入総額が妥当
昨年から問題視されるようになった銀行カードローンの過剰貸付によって、オリックス銀行カードローンだけでなく、すべての銀行カードローンは返済不能に陥るような過剰貸付には目を光らせています。
よって、審査時には他社借入総額がいくらあるのかは特に重要視されることとなるでしょう。
本来、銀行カードローンは消費者金融カードローンのように、個人年収の3分の1を超える貸し付けを禁止した総量規制に縛られていないため、貸付額は銀行の判断次第となっているのが実情です。
しかし、全国銀行協会が2017年3月に公表した「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」によって、個人の年収に適した借入額比率を考慮した審査方針を保証会社と協議するよう務めることが求められ、そのひとつの貸付上限基準として総量規制が挙げられました。
よって、現在は自主規制ではありますが、銀行カードローンと言えども総量規制に定められた貸付上限額を超える借り入れは厳しいと考えるべきでしょう。
そこで問題となってくるのが、現状の他社借入総額です。
現在の他社借入総額が3分の1に達している、または近い金額であるという場合、審査通過は厳しくなってきます。
現在の他社借入総額が年収の3分の1に達しているが900万円の年収があり、追加融資を受けても十分に返済できる余裕があるといった場合なら話は別ですが、一般的な年収であるならば、まず返済を進めて他社借入総額を減らしてから申し込むことをおススメします。
他社借入件数が妥当
他社借入総額と同様に審査時に重要視されるのが他社借入件数です。
他社借入件数とは現在、契約しているカードローン等の件数を指し、実際の借入額に関係なく審査に大きな影響を及ぼします。
審査時には借入先の借入上限額が既に借り入れされているものとみなします。
借入上限額が30万円のカードローン5件と契約しているとしましょう。
契約しているだけで借入ゼロだとしても、30万円の5件分、つまりは150万円が申込者の他社借入総額として審査されることになります。
最近は無利息サービスやポイントサービスなど、カードローンに多くの付加価値が付けられているため、すぐに借り入れする必要がなくてもサービス目的で契約する方も少なくありません。
よって、複数のカードローンを所有している方も少なくないでしょう。
しかし、他社借入件数が多いとみなされれば、オリックス銀行カードローンの審査を通過することはまずありえません。
複数からの借入がある場合は、利用していないカードローンを解約してから申し込むことをおススメします。
また借入残金がある方は、まず返済を進めて解約できる状態にすることが先決です。
実際の借入額に関係なく、多すぎる他社借入件数は審査に悪影響を及ぼすということをよく理解しておきましょう。
申込者の信用情報に事故情報が記録されていない
審査通過に一番悪影響を及ぼすのが返済状況です。
審査時には信用情報機関から申込者の信用情報が取り寄せられ、様々なことが調べられますが、一番重要視されるのが返済状況。
考えても見てください。
これからお金を貸そうという相手が他の借入先への返済をきちんとしていないとすれば、本当に返済してくれるのかどうか危うくて貸すことなんてできませんよね。
カードローン会社は返済状況に問題がなく、毎月きちんと返済されていれば利用者の返済能力、信用度ともに高いと判断されますが、度重なる遅延や延滞など返済状況に問題があれば逆に返済能力、信用度ともに低いと判断します。
返済能力、信用度ともに低いと判断された申込者が審査通過するなんてありえませんよね。
過去5年~10年間で他社借入先への返済に問題があれば、その情報は信用情報機関に記録されます。
数回の遅延くらいならば審査NGとなるほどの悪影響とはなりませんが、信用情報に下記のような記録が残っていれば、間違いなく審査通過はありえません。
・延滞(記録保管期間5年)
・強制解約(記録保管期間5年)
・代位弁済(記録保管期間5年)
・債務整理(記録保管期間5年~10年)
上記記録に心当たりがある方は記録が消去されるまでは、申し込みをしても徒労に終わるだけです。
まず記録が消去されるよう、問題解決を優先することをおススメします。
100万円以下の借り入れなら、みずほ銀行等のほうがメリットあり!
オリックス銀行カードローンの金利は1.7%~14.8%と下限金利は低いものの、上限金利は平均的な銀行カードローンの利率です。
しかし、オリックス銀行カードローンは下記のように100万円以上の借り入れとなれば、驚く程の低金利が適用されるのです。
100万円未満 | 12.0%~14.8% |
100万円以上~150万円以下 | 6.0%~14.8% |
150万円超え~300万円以下 | 5.0%~12.8% |
300万円超え~500万円以下 | 4.5%~8.8% |
500万円超え~700万円以下 | 3.5%~5.8% |
700万円超え~800万円以下 | 1.7%~4.8% |
よって、オリックス銀行カードローンの低金利利用を狙うならば、借入限度額が100万円以上となる場合に限定されるといっても過言ではないでしょう。
そこで100万円未満の少額借入を希望する方におススメしたいのが、みずほ銀行のように100万円未満でも低金利借入が可能な銀行カードローンです。
みずほ銀行カードローンの金利は2.0%~14.0%と下限金利はオリックス銀行カードローンよりも高いのですが、上限金利は14.0%と銀行カードローンの中でも低金利に分類されます。
よって上限金利が適用されることの多い少額借入に限定すれば、オリックス銀行カードローンを利用するよりも確実に低金利利用が可能となってきます。
みずほ銀行カードローンの金利設定は下記のとおりです。
10万円以上~100万円未満 | 14.0% |
100万円以上~200万円未満 | 12.0% |
200万円以上~300万円未満 | 9.0% |
300万円以上~400万円未満 | 7.0% |
400万円以上~500万円未満 | 6.0% |
500万円以上~600万円未満 | 5.0% |
600万円以上~800万円未満 | 4.5% |
800万円 | 2.0% |
将来的に100万円を超える高額借入が必要となった際にも、オリックス銀行カードローンにも負けない低金利での借り入れが可能です。
しかも、申込時にみずほ銀行で住宅ローン借り入れをしている場合には、上記の基準金利からさらに0.5%の金利引き下げが受けられます。
特典を受けられる方は限定されますが、対象となる方には大きなメリットだと言えるでしょう。
残念ながらオリックス銀行カードローンは少額借入の場合、金利面において決して大きなメリットを生み出すカードローンではありません。
この点をシッカリと理解し、自分の借入状況に応じ、一番メリットが高くなる借入先を検討するようにしましょう。
消費者金融の方が良い場合も・・・
近年は低金利と高い信用性などが受け入れられ、消費者金融カードローンよりも銀行カードローンを利用する方が多くなっています。
金利にしても3%以上の差が出てくるので、借りるなら銀行カードローンと考えるのは当然のことでしょう。
しかし、この金利差を鑑みると、場合によっては消費者金融カードローンの方が良いということもあるのです。
銀行カードローンにはない、消費者金融カードローンの特徴は下記の3つです。
・様々なサービスが受けられる
・女性専用のカードローン商品が販売されている。
女性専用カードローンはカードローン申込にためらいや不安を感じている女性にとっては大きなメリットとなるでしょうし、各社が提供しているサービスには無利息サービスのように驚くようなメリットを生み出すものが用意されています。
特に少額借入で短期間に返済可能であるという場合なら、各消費者金融カードローンが提供している30日間無利息サービスは見逃すことのできない大きなメリットとなってくるでしょう。
また、銀行カードローンが様々な自主規制を求められている今、すぐに現金が必要だという方にとって、消費者金融カードローンのみが唯一の申込先となってきます。
よって、申込者の状況に応じては消費者金融カードローンに申し込んだ方が良いという場合も出てくるのです。
無利息サービスが受けられるカードローンは?
それでは無利息サービスが受けられるおススメカードローンを紹介しておきましょう。
そのカードローンは下記の3つです。
・アイフル
・アコム
・プロミス
上記3社は初回申込者限定で30日間の無利息サービスを受けることができます。
しかし、サービス開始の条件面では下記のように各社違いがあります。
アイフル | サービス開始日:契約締結日の翌日 |
アコム | サービス開始日:契約締結日の翌日 |
プロミス | サービス開始日:初回借入日の翌日 |
アイフルとアコムでは契約締結日の翌日から自動的にサービスが開始されるので、たとえ借り入れを行わなくてもサービス期間は日々減っていきます。
すぐに借り入れが必要な方ならば問題ありませんが、そうでない場合はサービス開始が初回借入日の翌日からとなっているプロミスに申し込むことをおススメします。
また、アイフルの場合は借入可能となれば自動的に無利息サービスが適用されますが、他の2社は利用するための下記作業が必要となってきます。
⇒返済期日を35日ごとに設定する・プロミス
⇒Eメールアドレスを登録し、WEB明細を選択する
この点はシッカリと覚えておき、作業忘れとならないよう気をつけましょう。
女性専用カードローンのあるところは?
次は女性専用窓口を設けているおススメカードローンを紹介します。
そのカードローンは下記の2つです。
・アイフル
・プロミス
それではこの2社のサービス内容を簡単に説明しておきましょう。
アイフル
アイフルの女性専用カードローンは「スラリ」というネーミングが付けられており、全オペレーターが女性、女性に好まれそうな可愛いカードデザインなど、女性目線のサービスが提供されています。
しかし、このスラリは借入限度額が10万円と低く設定されているため、この金額では物足りないという方も出てくるでしょう。
ですが逆に考えれば必要以上の借り入れができないことで使いすぎの防止ができ、少額の借り入れとなるため審査も通りやすいことが予測されるので、この借入限度額で問題がないという女性にはおススメのカードローンとなってくるでしょう。
プロミス
プロミスの女性専用カードローンはレディースローンと呼ばれ、先ほどのスラリと同様に女性スタッフが対応してくれます。
利用条件は通常のプロミスのカードローンと同じなので、スラリの借入限度額では問題がある方はプロミスの利用をおススメします。