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審査に関する情報

カードローン借り入れの目的~資金使途はなんと書く?

カードローンの申込みでは、名前や住所、年収や勤務先など、たくさんの情報を申告します。

その中のひとつに、カードローンで借り入れする目的、つまり資金使途の申告があります。

何のためにお金を借りるのか?ということですが、正直に記入して大丈夫なのか不安になってしまう人もいるかもしれません。

カードローンの利用目的はどのように申告するのがよいのか確認しておきましょう。

 

借り入れ目的も審査結果に影響する

カードローンの借り入れ目的は、最初の申込みでパソコンなどから情報入力をするときに記入します。

借りたお金の使いみちも、年収や信用情報ほどではありませんが、やはり審査結果に影響する項目の一つです。

審査に合格できるか不安な人はもちろんですが、あまり深く考えていなかったという人も、一度自分の利用目的を振り返ってみましょう。

 

基本的には実際の目的をそのまま申告する

消費者金融や銀行カードローンの特徴の一つは、借りたお金の利用目的が自由なことです。

冠婚葬祭などの急な出費から、趣味や習い事など、個人的な用途に使って問題ありません。

計画的に利用して契約のとおりに毎月返済することが前提ですが、自分の好きなことや必要なことに使えるのがメリットです。

そのため、利用目的の申告についても、基本的には実際に使う用途を正直に書いておけば大丈夫です。

 

複数の目的に使う場合はメインのものを

利用目的が複数あるときは、申込みの段階で想定している目的のうち、メインのものを代表で申告することになります。

例えば、友人の結婚式のお祝いのためにカードローンの契約をして、限度額に余裕がある分を趣味や旅行のために使っても問題ありません。

結婚式のお祝いの金額が大きいなら、利用目的は冠婚葬祭費ということにしておけば大丈夫です。

なお、最初は考えていなかった目的のために後日追加で借り入れしても大丈夫ですし、その際に改めて申告する必要はありません。

 

一般的に多い利用目的は?

一般的によくあるカードローンの利用目的は次のようなものです。

・冠婚葬祭費
・買い物
・旅行や趣味などのレジャー資金
・習い事

友人の結婚式が短期間に重なると、ご祝儀のためにある程度の現金が必要になります。

歓送迎会の時期などに会社の飲み会が集中して、会費を払えなくなるということもあります。

そういった急な出費にカードローンで対応して、次回の給料日までの急場をしのぐという使い方です。

大手のネット銀行が行った大規模なアンケート結果がネットで公開されていますが、やはり交際費や冠婚葬祭費が上位に入っていたようです。

このような目的でお金を借りるなら、あまり深く考えず、そのままを申告しておけば審査で引っかかることはありません。

 

カードローン審査でNGな利用目的とは?

次に、審査に悪影響を与える可能性がある「書くべきではない」利用目的を見ていきましょう。

何気なく申告した利用目的が印象がよくないものだと審査で不利になってしまいますので、申込み前に確認しておくと安心です。

カードローン審査でNGな利用目的はいくつかありますが、大きく分けると以下の2種類です。

・事業性資金
・返済能力が疑われるもの

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

事業性資金

カードローンの利用目的は原則自由ですが、わずかにある例外が事業性資金です。

消費者金融も含め、カードローンはどこも借りたお金は、事業性資金には使えないというルールになっています。

カードローンの公式サイトで商品説明を見てみると、使用目的の欄には、「使いみちは原則自由、ただし事業性資金を除く」と記載されていることが多いです。

事業性資金とは、個人事業主などの事業の運転資金のことで、例えば次のようなものが当てはまります。

・商品の仕入れの費用
・取引先に支払うお金
・お店の備品の購入や設備投資

銀行カードローンでこのような利用目的を申告すると、審査で詳しくヒアリングされる可能性が高いです。

その結果、事業性資金に該当すると判断された場合は、審査落ちになってしまいます。

仕事のためのお金を借りるなら、カードローンではなく事業者向けのビジネスローンの利用を検討しましょう。

また、個人事業主の場合は仮に事業性資金のお金が必要であっても、結局のところ生活費に使うお金も事業に使うお金も財布は1つというケースも少なくありません。

そういう場合は資金使途は生活費名目にして申し込むと良いでしょう。

 

ギャンブル

避けたい利用目的の2つめは返済能力が疑われるものですが、その代表例がギャンブルです。

昔からギャンブルのために借金をして多重債務に苦しむ事例は社会問題になっていますので、主な使いみちがギャンブルになっていると慎重な審査になるのは当然です。

広い意味では趣味や娯楽とも言えますが、勝つことより負けることの方が多いのが一般的です。

お金を貸す側からすると間違いなく印象がよくありませんので、審査落ちになる可能性が高いです。

一部のローンでは、申込みフォームの利用目的のところが一覧から選ぶ形式になっていて、その選択肢の中にギャンブルが入っていることもあります。

一見するとギャンブルのために利用しても問題ないような印象になりますが、決してそのようなことはありませんので注意してください。

 

他社返済のための資金

他社の借金を返済するためにお金を借りるというのも、返済能力に疑問を感じさせる利用目的のため避けるべきです。

新たにお金を借りないと今ある借金が返せないということは、いわゆる自転車操業と呼ばれる状態になっているということです。

借金返済のために借金をして、その新しい借金を返すためにまた借金をする可能性が高いため、いつか限界が来ます。

このような生活をしているときに急な事故や病気があれば、一気に返済不能になってしまいます。

お金を貸す側からするとリスクの高い顧客となりますので、審査結果も厳しいものになるはずです。

 

生活費

生活費のための借り入れは一見問題なさそうですが、実はこちらも印象がよくありません。

一時的な出費に対応するためということなら大丈夫ですが、カードローンに頼らなければ毎月の生活費を払えないという状態は、返済能力が疑われてしまいます。

カードローンで借りられる金額には上限がありますので、日常の生活費のためにお金を借りる生活を続けると、いつか返済不能になります。

交際費などの一時的な支払いが生活費を圧迫しているなら、そちらを利用目的として申告しましょう。

 

医療費

医療費は金額の幅が広いため、そのときの状況によってケースバイケースです。

例えば、急な入院をしたとしても、短期間で退院できるならそこまで費用はかかりませんので問題ありません。

しかし、大きな手術や長期的な入院、健康保険の効かないものなど、内容によっては高額になる場合もあります。

医療費に使うこと自体は問題ないのですが、金額によっては審査に通過できない可能性もありますので注意しましょう。

カードローン以外の医療費の借り入れ先としては、医療機関が提携している信販会社などのローンもあります。

例えば歯医者で保険のきかない治療法を選びたいときは、デンタルローンというものがあります。

高額医療費に関しては利息なしの公的な貸付制度もありますので、そういった制度もあわせて検討しましょう。

 

借り入れ目的が決まっているなら目的別ローンもチェック

お金を借りる目的が具体的に決まっているときは、目的別ローンで借りるという方法もあります。

目的別ローンとは、特定の用途に限定して融資してもらえる商品で、代表的な例としては次のようなものがあります。

・住宅ローン
・自動車ローン
・教育ローン

いずれも高額の借り入れとなり、長期間かけて返済していくのが特徴です。

一方、利用目的を限定せず、限度額の範囲内で自由に繰り返し借り入れするカードローンは、目的別ローンと区別してフリーローンと呼ばれることもあります。

お金を借りる目的によっては、まず目的別ローンが利用できないかを検討してみて、貸付条件や審査が厳しそうならフリーローンを利用するというのも一つの方法です。

 

目的別ローンのメリット

目的別ローンのメリットとしては、次のようなものがあります。

・金利が低い
・大きな金額も借り入れ可能
・ボーナス払いが使えることも

目的別ローンの最大のメリットは、低金利で借り入れできることです。

借り入れ先によって様々ですが、自動車ローンなら2~8%程度、住宅ローンなら0.5~1%程度という低金利です。

ボーナス払いが利用できることも多く、年2回のボーナス月に支払い額を上乗せして、それ以外の月の返済負担を減らすことができます。

借り入れ金額が大きく返済期間が長いほど、目的別ローンのメリットは大きくなります。

住宅や高級自動車の購入を無担保カードローンで対応するのは不可能ですが、目的別ローンが組めれば、毎月の地道な返済で高額な買い物もできるようになります。

 

目的別ローンのデメリット

目的別ローンのデメリットとしては、次のようなことがあります。

・審査が厳しい
・繰り返し借り入れができない
・目的以外のことに使えない

目的別ローンは借り入れ金額が大きいこともあり、当然審査基準も厳しくなります。

勤続年数が短かったり、収入源がアルバイトでは審査に合格できないことが多いです。

また、カードを発行してATMで借り入れするという使い方はできませんので、必要なときに繰り返し借り入れすることはできません。

もう一つ重要なのは、目的別ローンは利用目的をハッキリと決めた上で契約を行い、最初に決めた目的以外のことには使えないということです。

もし申告した目的以外のことに使っていることが判明したら、規約違反として融資金額の一括返済を求められる可能性もあります。

借りたお金を自由に使いたいという希望があるならば、金利は高くても利便性の高いフリーローンの方が適していると言えるでしょう。

もっとも、最近の銀行カードローンであれば、限度額が高ければ利率はかなり低くなってきています。高めの限度額で申込んでできるだけ低金利を狙うという方法もアリです。

 

まとめ:NGな利用目的を避けつつ、実際の使いみちを申告すればOK!

カードローンの利用目的を申告するときは、基本的には実際の使いみちを正直に記入しておけば問題ありません。

ただし、ギャンブル資金や他社返済など、返済能力が疑われるものは審査落ちの原因となりますので避けましょう。

また、銀行カードローンの場合は、事業性資金には使えないことも覚えておきましょう。

借り入れ目的がハッキリ決まっているときは、目的別ローンが利用できないか一度検討してみるのがおすすめです。

色々なローン商品がありますので、その中から自分の状況に合ったものを見つけましょう。

 

 

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