オリックス銀行のカードローンの金利は、額面上は年率1.7%~14.8%となっています。
しかし、借入れ限度額ごとの設定を見てみると、700万円超800万円以下で年率1.7%~4.8%、500万円超700万円以下で年率3.5%~5.8%、300万円超500万円以下で年率4.5%~8.8%、150万円超300万円以下で年率5.0%~12.8%、100万円以上150万円以下 で年率6.0%~14.8%、100万円未満で年率12.0%~14.8%と、幅を持たせた設定をしているのが特徴といえます。
これはつまり、借入れ限度額が低ければ、最大である年率14.8%になる可能性が高いともいえますが、それよりも低い利息で設定される可能性もあります。
実際にこの14.8%というのは銀行カードローンとしては高い利息で、概ね消費者金融のカードローンと同じような設定になっています。プロミスと同じ利息の設定で、アコムの18.0%より少し低いといったところです。
実際に申し込みをして、利用してみるまで、どういった利息が設定されるかはわかりませんが、銀行系の利息が低いカードが欲しいということで検討していたのであれば、このオリックス銀行のカードは期待はずれになってしまう可能性があります。
しかし、金利というのは高ければ審査も甘く、低ければ審査が厳しいという見方をする人もいます。金利はともかくとして、消費者金融のローンを利用したくないということで、このオリックス銀行のカードを選択するというのは考えることができます。そういったイメージにこだわる人が多いというのも事実ですし、また、銀行なら銀行なりの他のサービスの利用も併用するということであれば、金利などの条件を抜きにしてもオリックス銀行のローンを利用するということに価値を見出すことは可能です。実際、オリックス銀行の場合は不動産投資など、消費者金融にはないローン商品も展開しています。
オリックス銀行と聞けば信販会社を連想するという人が多いのではないでしょうか、またオリックスグループは消費者金融も運営しているので、似たような名前のローン商品が多いのも事実です。
しかし、このオリックス銀行というのは比較的新しくできたネット銀行です。まだまだ、カードローンなどもこれからどんどん顧客を増やしていきたいという時期でしょう。そういう側面からは、多くの人が利用できる可能性を秘めています。
オリックス銀行のカードローンの返済方法は残高スライドリボルビング方式という多くのカードローンで採用されている方式になりますが、30万円以下の利用であれば最低返済額は6,000円、50万円以下で9,000円と負担が少ない設定になっているのがうれしいポイントでしょう。
また、実際に利用をしてみて、比較的高めの金利が設定されるという可能性もありますが、オリックス銀行のカードのうれしいポイントとして、提携ATMから借入れや返済をする際の利用手数料が無料だという点が挙げられます。
特に消費者金融などでは自社ATM以外は利用手数料が108円や216円といった料金が発生しますが、オリックス銀行のカードであればコンビニの提携ATMであろうが、他の都市銀行の提携ATMであろうが利用の際は無料なのです。提携ATMがより気軽に利用できるという点は、利便性という意味でも高いポイントです。
オリックス銀行のカードローンはある意味、消費者金融のような利便性と手軽さがあり、それでいて、あくまでも銀行であるので、その堅実な利用ができるというのが魅力といえるのではないでしょうか。申し込み手続きから実際の利用法まで、新しいネット銀行だけあって、最先端のサービスが利用できるのも特徴です。