最近はインターネットを介して指定口座に直接振込してもらえる振込融資の利用者が増えてきましたが、それでもカードローン利用で欠かすことのできないのがATMキャッシングです。
その利便性の高さに陰りが見えることはなく、カードローン利用では欠かすことのできないツールとなっています。
しかし、利用できるATMはカードローン業者によって、その利用方法や手数料が違っているので、契約時にはATMのサービス内容がどうなっているのかは知っておくべきでしょう。
そこで今回はアイフル申し込みを検討している方に、そのATMのサービス内容について詳しく解説していくことにします。
アイフルで利用できるATMは?
アイフルで利用できるATMは下記の2つです。
・自社ATM
・提携ATM
この2つのATMで最も大きく違う点はATM手数料が無料か有料かという点です。
アイフルの自社ATMは借り入れも返済もATM手数料は無料ですが、それ以外の提携ATM利用時には借入金額や返済金額に応じて下記のATM手数料が必要になってきます。
・返済金額1万円以下
⇒108円
・返済金額1万円超え
⇒216円
ATM手数料は銀行ATMの時間外手数料とほぼ同額ですから、あまり気にならないという方もいるでしょうが、利用回数が多くなれば決して見逃していいものではありません。
月に1、2度の利用ならば気にする必要もないでしょうが、それを超えるようならばアイフル利用時にはATM利用についてよく検討する必要があるでしょう。
それではこれらATMについて詳しく見ていくことにします。
アイフルの自社ATM
近年、カードローンを展開している消費者金融は店舗自体を減らしている傾向がありますが、自社ATMは依然そのままで増加傾向にすらあります。
しかし、アイフルはその消費者金融の中でも店舗を維持している消費者金融という特徴を持つのですが、残念なことに実は保有する自社ATM台数が少ないというデメリットがあるのです。
アイフルを含む下記大手消費者金融3社の自社ATM保有台数を見てください。
・プロミス自社ATM台数⇒1,157台
これは2015年のデータではありますがほかの大手消費者金融に比べてアイフルが保有する自社ATMが段違いに少なく、自社ATM保有台数においてほかの2社に大きく後れを取っていることが見て取れます。
手数料無料で利用できるATMが少ないという点は、ほかのカードローン業者と比較すれば大きなデメリットとなってくるでしょう。
この結果からもアイフルで自社ATMを利用する際には、事前にどこにあるのかを確認しておく必要があるでしょう。
基本的には駅周辺や繁華街周辺に設置されているケースが多いのですが見当たらない場合には、利用時にはアイフルのATM検索ページから場所を確認しておくようにしましょう。
⇒アイフルのATM検索先サイト
またアイフルの自社ATM利用時間は全日7時~23時となっています。
朝早くから夜遅くまで営業しているので、この点は利用者にとってはありがたいところですね。
アイフルの提携ATM
アイフルは自社ATMの保有台数は少ないのですが、それを補っているのが提携ATMの多さです。
アイフル提携ATM先は下記のとおりで、福岡銀行と熊本銀行は借り入れのみの利用となります。
・三菱UFJ銀行
・イオン銀行
・西日本シティ銀行
・親和銀行
・福岡銀行
・熊本銀行
・セブン銀行(セブンイレブン、イトーヨーカドー)
・ローソンATM
・イーネットATM(ファミリーマート、サークルKサンクス、ポプラ、スリーエフ、デイリーヤマザキなど)
先に説明したようにこれら提携ATM利用時にはATM手数料がかかってきますが、セブンイレブンやローソンなど、主要なコンビニ全店と提携していることから、利用時にATMを探して回らなければならないという手間は必要ないでしょう。
しかも、注目してもらいたいのが自社ATMと提携ATMを合わせた台数です。
これら提携ATM台数と自社ATM台数を合算すれば、先に指摘した自社ATMの保有台数の少なさがキレイに改善され、その台数は下記のように大手消費者金融3社の中で一気に最大のATM台数を保有する消費者金融カードローンとなってきます。
アイフル提携ATM台数 | 84,717台 |
アコム提携ATM台数 | 59,073台 |
プロミス提携ATM台数 | 72,082台 |
*月刊消費者信用2015年1月号より
この点からもATM手数料が必要にはなりますが、アイフルのATMキャッシングの利便性については疑うべきところはないと言えるでしょう。
コンビニのマルチメディア端末利用には注意が必要!
提携ATMの中でも最も利用率が高いのがコンビニATMです。特に東京や大阪、福岡など都市部にはいたるところに大手コンビニチェーンがひしめき合っています。それぞれの店舗にはチケット発券などができるマルチメディア端末が設置されており、最近はマルチメディア端末の利用者も増えているいることから、アイフルでも下記マルチメディア端末に対応しています。
・Loppi(ローソン、ミニストップ)
・Famiポート(ファミリーマート、サークルKサンクス)
これらマルチメディア端末では融資は行われていませんが返済が可能で、しかも手数料無料であることから年々利用者が増えてきています。
しかし、アイフルの場合は注意が必要です。
マルチメディア端末利用時には手数料無料というのが一般的ですが、アイフルの場合には提携ATM利用と同じように下記の返済手数料が必要になってきます。
・返済金額1万円以下 108円
・返済金額1万円超え 216円
これを知らずに返済手数料がかからないと勘違いして利用する方も少なくありません。
またマルチメディア端末を利用した返済は利用時間にも注意が必要です。
マルチメディア端末からの返済可能時間は7時~23時30分となっていますが、レシート発行を受けられる時間は23時までとなっています。
23時までに利用しなければ返済遅れとなるので、この点は十分注意が必要になってくるでしょう。
しかし、手数料が同じならば提携ATMを利用した方が手続きは簡単です。
ほかのカードローンのように手数料無料ならば利用する価値もあるでしょうが、アイフルの場合にはそれもないのでマルチメディア端末を利用した返済はメリットがあるとはいえないでしょう。
今回話した内容を踏まえて、よく考えてから利用するようにしましょう。
ATMで一括返済はできるの?
カードローンの賢い利用方法の1つが一括返済ですが、どうやって返済すればいいのかわからないという方は少なくないでしょう。
アイフルの一括返済は下記の方法で行うことができます。
・アイフル店舗
・アイフルATM
・提携ATM
・銀行振込
よって、ATMでの一括返済も可能というわけです。
返済までの流れは下記のとおりです。
2.一括返済の意向を伝える
3.返済額と返済日を確認
4.返済日に指定金額を返金
5.完了
一括返済で重要なポイントは返済金額と返済日の確定です。
返済日によって支払う利息が違ってくるので、アイフルとの間で決めた返済日に確実に返金する必要があります。
早かったり遅かったりすれば、計算してもらった返済額が違ってきます。
特に返済が遅れた場合には完済とならないので注意が必要です。
ATMでの一括返済の注意点
それではATMを使った一括返済時の注意点について解説しておきましょう。
その注意点は下記のとおりです。
・契約書の取り扱い
・カードの取り扱い
・過入金の取り扱い
それではこれら注意点について見ていくことにします。
一度に返金できる金額に制限がある
ATMを利用した返済では一度に入金できる金額は99万円までです。
これはATMの設定によるもので、これ以上の金額での返済の場合では、数度に分けて入金することになります。
またATMの種類によっては硬化が投入できないものもあり、お釣りを受け取ることができません。
返済額は利息を合わせたものとなるため、基本的には1円単位での返済となってきます。
よって、硬化投入に対応したATM利用でない限りは、多めの金額を返済することになるので、この点は理解しておくようにしてください。
契約書の取り扱い
借金というものはストレスがかかるものですから一括返済後にアイフルとの契約を終了させてすっきりしたいという方もいることでしょう。
その際に注意してほしいのが申し込み時に交わした契約書です。
インターネット申し込みによる契約を行っている場合には、アイフルに申し込み時の契約書は保管されていないので気にする必要はありませんが、それ以外の場合にはアイフルに保管されている契約書をどうするのかを決めなくてはなりません。
そのままアイフルで保管した状態だと利用継続している状態となるので、アイフルとの契約を破棄したい場合には、下記どちらかの方法で契約書の返却を求めるようにしましょう。
・契約書を返送してもらう
・契約書を店頭窓口で返却してもらう
返送となれば自宅へ普通郵便で郵送されることになるので、家族バレを気にする方は店頭窓口で返却してもらう方法がおすすめです。
しかし、店頭窓口での返却は一括返済を行った当日返却はできないので、数日おいてから出向くようにしましょう。
カードの取り扱い
アイフルのローンカードの取り扱いは個人で処分することになります。
一括返済後も解約しないのであればそのまま持っておけばいいですし、契約を破棄して解約するならカードの磁気部分にハサミを入れて捨てたのでOKです。
解約処理が完了した後ならば、アイフルのローンカードを利用した借り入れはできませんから、解約が完了したあとならば処分方法についてさほど気にする必要はないでしょう。
過入金の取り扱い
ATMからの一括返済で気になってくるのが過入金の取り扱いです。
先程もATMでの返済方法で申しましたように、硬化投入型のATM以外ではお札しか入れられませんから返済はどうしても過入金となってしまいます。
アイフルから通達された最終返済金額が125,678円だとすれば、入金額は126,000円となり、322円の過入金が残るといった具合です。
よって、返金後に契約破棄して解約するのであれば、この過入金の処理を行う必要があります。
この過入金は下記いずれかの方法で受け取ることが可能です。
・店頭窓口での返却
・銀行振込での返却
・郵送での返却
そのままにしておかないよう、一括返済申込時に過入金の返金方法を必ず打ち合わせておくようにしましょう。