元衆議院議員で最近はタレント活動で忙しい杉村太蔵氏が、お昼の番組『バイキング』で株式投資について語っていました。
杉村太蔵氏といえば、なんとなくおバカキャラのカテゴリに入りつつありますが、実は彼はおバカではなくなかなかの"やり手"です。
詳しくは別記事でまとめていますのでそちらをご覧ください。
杉村太蔵氏はいろいろ仕事をしてきていますが、その中でも証券会社に勤務していた話は有名です。
この時に得た知識をベースに、個人でも株式投資を実践、わずか数年で4000万円もの利益を得たそうです。
さらに、資産総額でいうと1億円を突破しているということで、本まで出しています。
その杉村太蔵氏いわく、
『主婦の方こそ株式投資で成功しやすい』
のだとか。
確かに、最近ではインターネットを利用して自宅で売り買いができますし、金額もミニ株であれば1000円から投資を始められます。身近にできるという点では確かにそうですが、なぜ主婦が成功しやすいのでしょう？
そのあたりのことを、
"株で儲けた主婦"
"株で損した主婦"
という二つの例を基に、杉村太蔵氏が解説を加えます。
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目次
成功事例～化粧品関連の株で200万円儲けた主婦
フジテレビ『バイキング』より
この主婦は、6年間で約200万円もの利益を挙げたそうです。杉村氏によると『レアケース』ということですが、彼女がしたことは極めてシンプルです。
ドラッグストアで商品をたくさん見た
・ヒットしそうな商品をチェックする
・実際に使ってみる
⇒良いと思う商品の株をチェック
杉村氏によると、
『ヒットしそうな商品をチェックすることは大変重要。』
『例えばCMでこのお菓子ヒットしそうだと思ったらその株は投資対象として抜群。』
ということで、この"成功主婦"は、杉村氏の考える王道の株式投資をしていたことになります。ちなみに、杉村氏は似たような手法で、今年もある銘柄で儲けたそうです。
株式投資には未来予測が重要
⇒介護用のおむつはこれから売れるのでは？
⇒実際に履いて用を足した
⇒ビックリするくらいにサラサラ
⇒感動して株を買ったら値上がりした
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失敗事例～2か月で50万円損した主婦
フジテレビ『バイキング』より
最初は利益が出ていたのにギリシャ問題、中国株式の暴落で損を出した。
⇒戻るだろうと思っているうちに下がってしまった
これは損を出す時の定番パターンですね。杉村氏は、株で投資する場合はあらかじめ自分なりの売買ラインを決めているようです。
『株を買ったら翌日に2倍、3倍になるとか、紙くずになるとか、そういったことは極めてレアケース。自分は年利で8%くらいで運用していた。それで大成功だと思っている。普通預金に比べたらかなり高いが、その程度だという認識を持ってほしい。』
杉村氏は売り時として、8%の利益が出たらということにしているようですが、おそらく、下がった場合の売り時も決めているはずです。『〇%下がったら問答無用で売る』というようなルールを作っておかないと、損した主婦のようにダラダラと損失額が膨らみ、売るに売れない"塩漬け"状況になってしまいます。儲けるためには株価2倍、3倍ではなく、大きな額で数パーセントのリターンを狙うということでしょう。
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太蔵流 株の基本
というわけで、まとめです。
・商品を使うことで企業努力をチェック
『チャートとかではなく商品重視が基本中の基本』
・欲張りすぎると損をする
『余剰資金で余裕を持ってやること』
『自分は買うときに8%儲けたら売ると決めている』
・他人の意見に左右されるな！
『株友を作っても意見に振り回されないこと』
『株式投資は他人と比べない』
どんな業界も、複雑怪奇なことをやって成功している人はほとんどいないものです。成功者は誰でもできるようなシンプルなことを誰もできないくらいに徹底してやっています。株式投資にもそれは当てはまるのかもしれません。
最後に、杉村氏が注目している業界についてです。
杉村太蔵注目の業界
・東京オリンピックがある
・現状でも東京のホテルは数が不足気味
・素人でも簡単に客の入りなどがチェック可能
結構オーソドックスと思われるかもしれませんが、杉村氏は『ホテルに関してはネットで空室検索をしてみて平日も満室が多ければ儲かっているという判断ができる。』と言っていました。確かにこれならかなりシンプルなチェック方法といえます。じゃらんなどの旅行サイトで口コミのチェックも容易ですし、チャレンジしてみる価値はあるかもしれません。