将来の出世を目指すビジネスマンや起業予備軍の方、さらにはすでに企業経営されている方など、ビジネスの世界でのし上がろうという人たちに注目を集めているのが朝活。
朝日新聞の『キーワード』によると、
出勤前や休日の早朝に、読書、スポーツ、趣味などで自分の能力を高めようとする活動。
となっています。
自分の人生を充実させるためにポジティブに朝動き回ろうという活動全体を朝活というわけです。
この朝活、うまく利用することで人によっては節約できて人脈を広げるよいきっかけにもなるのです。
基本的に、ビジネスマンの人脈形成の場といえば夜の酒席です。
会社の飲み会、異業種交流会に親睦会、さらには合コンなどなど、世の中にはいろいろな名目の酒席が存在します。
そういった場で人脈を広げようという人はたくさんいますが、本当に人脈形成が進むでしょうか?
飲みニケーションなんていう言葉もあるにはありますが、夜の飲み会はお酒が入ったうえでのこともあり、どんなに盛り上がってもシラフに戻れば関係もまた元通りというケースがほとんどです。
そこで注目されているのが朝の朝食会などをビジネスマン同士で行う朝活です。朝っぱらからと思うことなかれ。朝だからこその大きなメリットもあります。
一日のうちでもっとも新鮮な気持ちの朝だからこそ得られるメリット
・判断力・決断力が最もある
酒の入った飲み会などと違い、朝は一日のうちでもっとも判断力や決断力を発揮しやすい時間帯です。余分な情報が頭の中に入ってこない段階で行う朝食会はそうした能力を最大限利用することが可能です。
・思いを持続させやすい
飲み会では酒が入っていることで細かな部分をおざなりにして議論が進みがちです。しかも夜なのでそのあとはぐっすり眠ってしまい、朝起きたら前日の飲み会でのことなんてすっかり色あせてしまっています。しかし朝食会であればそんなことはありません。もともと判断力が高い時間帯で決めたことですし、その後の一日を朝の思いを持って過ごしますので、より強固になります。つまり飲み会の時だけ盛り上がる企画のようなことにはなりにくいというわけです。
・お金がかからない
飲み会だと安くても2000円とか3000円の出費は必要ですし、異業種交流会ともなると参加費用は万単位といことも珍しくありません。既に成功した方ならともかく、若手サラリーマンだと効果を体感するまで通うにはかなりのハードルです。しかし朝食会だと費用も割安。1000円未満なんてことも珍しいことではありません。
・限られた時間なので内容が濃くなる
飲み会は基本的にはエンドレスです。午前様を覚悟すれば何時間も時間を確保することができますね。しかし朝食会やランチ会だと時間はかなり短くなります。1時間も確保できれば良い方です。そうなると必然的に的を絞った会話が展開されることになります。要点をまとめる会話術を身につけるにはもってこいです。
以上、朝の朝食会のメリットをいくつかピックアップしましたが、こうした場に参加することで有効な人脈を格安の費用で築けることが可能になってきます。夜型飲み会に疑問を持っている方は是非朝の朝食会に切り替えて様子をみてはいかがでしょうか。