修復歴車や並行輸入車、さらに多くの社外パーツが装着されている車は、一般的な買取市場では売れにくく、査定額が低くなることが一般的です。
しかも今回ご紹介する三菱パジェロは2004年式。つまり20年落ちであるにもかかわらず、セルカのオークションでしっかり高値で売却されました。傷や凹み、さらには改造パーツが多い車でも、セルカを利用すれば高値で売れることがあるのです。
この記事では並行輸入で職権打刻車に該当するパジェロがどのようにして高額で売却されたかを解説します。
目次
2004年式パジェロの状態
このパジェロは、2004年1月登録の三菱パジェロ ロング エクシード-Ⅱ。走行距離は174,977km、並行輸入で職権打刻があるかなのか修復歴があるのかは不明ですがセルカの総合評価基準では「R」という一番下の評価がされています。
車の状態
- 年式
2004年(20年ほど前の車) - 走行距離
174,977km - 外装の傷・凹み
小さな傷や凹み、トビ石のダメージ、タッチアップ補修跡、前後バンパーの補修ムラなどが見られます。 - 並行輸入車
正規ディーラーを通さずに海外から輸入された車 - 内装の劣化
汚れ、シミ、スレ、シートカバー - 社外パーツ
社外マフラー(カナドール)、社外ナビ(ECLIPSE)、社外フェンダーミラー、社外クルーズコントロール、後付けパドルシフト、社外シートヒーター、社外セキュリティシステム(エンジンスタータ付き)など、カスタマイズが多く行われている車です。
このように、年式が古く、傷や凹み、さらには多くの社外パーツが付いている車ですが、セルカのオークションでは問題なく売却できました。
修復歴車や職権打刻車は売れにくい?
修復歴車や職権打刻車は、一般的には事故による修理歴があるため、安全性や信頼性に懸念があると見なされて買取業者では査定額が大幅に低くなります。また、外装の傷や凹み、内装の劣化が激しい場合、さらに買取価格が下がることが多いです。
この車両が修復歴があるかはわかりませんが、R評価であるため同等の評価をされているとみられます。並行輸入車の場合に職権打刻されるので、それが理由のR評価かもしれません。並行輸入車は国内ディーラーによる保証やメンテナンスがないため、アフターサービスの面から敬遠されがちです。
セルカでのオークション結果
このパジェロは、セルカのオークションでスタート価格0.5万円から入札が始まりましたが、なんと最終的には28.5万円で成約しました。スタート価格から28万円アップという驚きの結果です!
売却のポイント
- 入札件数35件
修復歴や職権打刻車であっても、35件の入札があり、激しい競り合いが起きました。 - 成約額28.5万円
修復歴や外装の傷があるにもかかわらず、28.5万円で成約しました。 - 社外パーツの評価
社外パーツの装着や改造が多い車であっても、バイヤーによっては装備を高く評価することがあり、競り合いの中で高額になることがあります。
修復歴車や職権打刻車でも高く売れる理由
通常、修復歴車や職権打刻車は、買取市場で非常に不利です。しかし、セルカのオークション形式では、7,000社以上のバイヤーが競り合うため、修復歴があっても高額で売却できる可能性が十分にあります。
さらに、バイヤーには国内だけでなく海外市場やパーツ取りを目的とする業者も多く含まれているため、修復歴や外装のダメージがあっても需要が高いことがしばしばあります。
また、今回のパジェロのように、社外パーツやカスタマイズされた車でも、バイヤーにとっては魅力的な装備と見なされ、価格が競り上がることもあります。特に、パジェロのような人気車種は市場での需要が高く、修復歴があっても競り合いが発生しやすいのです。要はそのような需要を抱えたバイヤーとであるかどうかが大変重要だということです。
並行輸入車、社外パーツ多数でもセルカなら高額売却が可能
修復歴車や職権打刻車は、中古車市場で売れにくく、査定額も低くなることが多いです。
しかし、セルカのオークションでは全国のバイヤーが競り合い、並行輸入車や傷凹みの多い車でも思いがけない高額で売却できる可能性があります。今回のパジェロが良い例です。
もし、あなたの車に修復歴や職権打刻があっても、諦めずにセルカで査定を申し込んでみてください。予想以上の価格で売れるチャンスが待っています!