長い長い不況を抜けて、やっと景気が上向いてきたかといわれていますが、そうはいっても今の日本、将来の自分がどうなるのか、不安を抱いている人は多いんじゃないでしょうか?
特にお金の不安はない人の方が少ないくらいに多くの方が持っていると思います。
で、そのお金の不安を解消するためにはどうしたらよいでしょうか?
大まかにいうと、お金の不安を解消するには3つのアプローチがあります。
一つ目は貯金。
毎月少しずつでも良いので貯金を殖やしていく努力をしましょう。
できれば、収入の1割程度を貯蓄に回せると気分的には充実感が出てきます。
20万の人なら2万円。
一年で24万円たまります。
思いがけない出費や、ボーナスがカットされたり、給料が減らされたりといったことへの準備としても有効です。
半年分くらい生活できるだけの蓄えがあれば、精神的にはかなり余裕が生まれます。
何より、資産が増えているという状況をつくることが精神的な安定に大きく貢献します。
1割が無理なら5%でも良いですし、それも無理なら小銭貯金でもいいです。
とにかくお金が少しずつでも手元で増えている状況を作るようにしましょう。
二つ目は保険。
ケガをするようなことはあまりない人も、飽食の時代ですから何らかの病気になって入院ということもあり得ない話ではありません。
厚生労働省発表の資料「平成17年患者調査の概況」を基にした情報によると、なんと日本国民は9年間に1回は入院を経験する計算になるそうです。
もちろん統計を基にした話ですから一生のうちで一度も入院しない人もいるでしょうし、1年に2度、3度と入退院を繰り返す人もいることでしょう。
しかし、平均すれば9年に1回の割合で入院を経験することになるというのは根拠のない話ではありませんから、他人事ととらえずに、備えをするのは良いことです。
ただし、あれもこれもと心配するあまり、保険貧乏にならないように注意しましょう。
一説によると、保険料の払い込み総額が1000万とか2000万を超える人が結構いるそうです。
お金がない、将来が不安と嘆きつつ、1000万円を超える保険料を支払うってなんだかちょっとって思いませんか?
そういう状況がちょっとやりすぎだって思う人が増えているから、保険の見直し相談などが流行るわけです。
保険は必要ですがやりすぎ注意。保険貧乏になるくらいなら、貯金した方が今の時代はお得です。
三つ目は仕事に対する備え。
何だかんだ言っても、仕事がなければ収入がなくなってしまいます。
職をなくさないための一番の方法は、今の仕事の一つ上のステップに行くためにはどのようなことに注意を払うべきかを自問しておくことです。
現状維持を心掛けていては縮小均衡になりかねません。
常に一歩先、1ステップ上を見据えて、そのためには何が必要か、今どう行動すべきかを考え、先取りしていきましょう。
ちょっとハードルが高いと感じるかもしれませんが、何が必要かを考えておくだけでも心に余裕が生まれてきます。
『未来は予測するのではなく創るものぜよ! 』
かの坂本竜馬の言葉です。
現状でいっぱいいっぱいだと心には余裕などなく不安ばかりになってしまいます。少し先のことを見据え、それに備えるには何が必要かを考えるだけで不安感はかなり軽減されるはずです。
以上、お金の不安に対処する三つの処方箋でした~。