年々高額化している家庭の携帯電話料金。2人以上の世帯では年間15万円近くになるといいます。
「安くしたい……」とは思っても、プランが複雑でわかりにくいなどの理由で、先送りにしている人も多いのではないでしょうか?
そんな携帯料金を見直すコツを知れば、もっと安く出来るはず。
そこで今回は、NHK『シブ5時』にて携帯料金に関する特集をやっていましたので、まとめておきます。
目次
気づけばこんなに……データ通信量
番組に登場したKさん家族は、家族3人の携帯電話料金が月4万円を超えることも。
大学生の息子さんや高校生の娘さんは通学中に動画を観ていることが料金を上げているのでは?と気になっているようでした。
このように動画をたくさん観る方なら気になるのが「ギガバイト(GB)」という単位ですが、ただその数字を示されても、どれくらい使えばその数字に達するのかなんてわかりません。
そこで、番組では2GBの目安が紹介されていました。
シブ5時より
この目安を知った上でKさん家族の1ヶ月のパケット代を診てみると……
シブ5時より
やはり動画をたくさん観ることで追加料金がかかっており、パケット代がとても大きくなってしまっていることがわかります。
このような場合は、最初から自分にあったデータ通信量を計算してからプランを契約することで、追加料金などを払わなくても済むようにするのがポイントのようです。
最初につけたの忘れてた……オプションサービス料金
さらに、Kさん家族の料金には“ムダ”があることが明らかに。
それが「オプションサービス料金」です。
契約時は無料だけど強制加入しなければならず、数カ月後から有料になる、というアレですね。
シブ5時より
これを見た息子さん、娘さんからは「(これらのサービスを)使ったことがない…」との声が。
使わないのに解約すること無くそのままにしていると、こんなにムダが膨らんでしまうのですね。
これも、明細などを見返してチェックする必要がありそうです。
乗り換えサービスを検討してみる
「家族全員のメールアドレスを変えるのが面倒…」ということで、お得とわかっていながらも、携帯会社の乗り換えをしたことがない方は多いかもしれません。
しかしKさんのお子さん二人によると「普段はメールを使わない」とのこと。
若い人はほとんどのコミュニケーションをLINEなどのSNSでとっているので、メールアドレスの変更はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
手間はかかりますが、携帯会社の乗り換えを一度検討してみるのもいいのではないでしょうか。
格安スマホ
スマホを使う際に差し込む小さなチップ「SIMカード」だけを販売している事業者も増えてきました。
NTTコムストアより
SIMカードとは、スマートフォン、タブレット、携帯電話、モバイルWi-Fiルーターなどの中に入っている小さいICカードです。 LTE・3Gといったモバイル回線を使ってインターネットや通話をするには、このSIMカードが必要です。docomo、au、SoftBankなど携帯キャリアでスマートフォンや携帯電話を購入する際も、はじめからSIMカードが入っています。
価格.comより
これら「格安スマホ」事業者からは、例えば「データ通信専用プラン」で月900円など、これまでの常識から考えると破格の安さと言える価格でサービスが提供されています。
これに1万円前後で販売されているSIMフリーの携帯電話端末を合わせれば、だいぶ節約できそうです。
ただしデメリットもあって、例えば通信速度が遅かったり、音声通話は使用できなかったり、月間の通信総量が制限されていたりなどの条件が付いていることが多く、また、全国にショップがないためにサポート体制が整っていないなどの不便さもあるので、自分のライフスタイルに合わせて購入を検討する必要がありそうです。
まとめ
まずは明細を確認することの重要性を思い知らされました。
そこでムダを発見して、その上で、自分にあった携帯会社やプランを選択し、追加料金などのムダもなくす、という手順で見直すのがいいのではないでしょうか。