お金を借りるとなった場合、多くの人は資金調達先として思い浮かべる順番があるようです。
まずは親。
やはり一番に頼るべきは両親という人が圧倒的に多いですね。親の側も、赤の他人から借りるくらいならという思いを持っている人が多いようです。
次に知人や兄弟。
親よりは少しハードルが上がります。人によっては一番ハードルが高いと思っていることも。
次が銀行。
個人向けに融資を行っていますから、そういったところを利用しようかと考えます。
そして最後が消費者金融などの貸金業者。
ここで、多くの人が勘違いをしています。
「仕方ないから消費者金融ででも借りようか」
と。
なんだか、消費者金融は最後の砦で、どうにもならない時に仕方なしに利用するものって思っているんです。
しかし、消費者金融の審査も別に甘いわけではありません。
融資を受ける以上は信用度で判断される
消費者金融であれ銀行であれ、融資をする際にはその人の収入や資産、借金などの状況を勘案します。
どこで可否判断のラインを引くかは企業によってまちまちですが、消費者金融だから審査が甘いなんてことはありません。
例え5万円くらいでも、場合によっては否決されることだってあります。借り手の信用度次第であって、消費者金融だからとか銀行だからとかといった基準ではないのです。
また、消費者金融側も、度重なる業界の問題を乗り越えてきた経緯から審査の厳格化を進めているといわれ、新規顧客への融資実行率は5割~6割程度とも言われています。
つまり、10人申し込んでも半分前後の人が新規融資を断られるのが実情です。
希望通りの借り入れができる人はむしろ少数派であり、融資を受けられる人も、限度額が希望よりも少なかったりするわけです。
消費者金融なら審査が甘いなんていうのは昔の話です。
なお、昨今の消費者金融事情からいえば、最初に借りられるのは数万円~数十万円程度と思っておいたほうがいいでしょう。
少ない金額を借りて返済をきっちりと行うことで信用がつき、融資の限度額の増額へとつながっていくのです。
いきなり100万円とか200万円なんていう金額はまず借りられません。
では銀行のカードローンはどうかというと、これも消費者金融とほぼ同じくらいと思っておいて間違いありません。
というのは、最近では大手消費者金融が銀行カードローンの審査を代行したり、保証会社になったりしているからです。
個人向けの無担保融資に関しては、消費者金融の方が銀行よりもノウハウが先行していると言われています。銀行はそうしたノウハウを持つ消費者金融を傘下に納めたり、提携したりして審査(与信)業務を代行してもらっているわけです。
つまり、消費者金融も銀行カードローンも審査の難易度はそれほど変わりありません。
返済能力があると判断されれば可決、そうでなければ否決、ただそれだけなのです。