ソフト闇金~優しいヤミ金の実態

先日、テレビでソフト闇金について紹介されていました。
闇金という言葉に暴力的なイメージを持つ人は多いと思いますが、ソフト闇金というのはその真逆で、終始、紳士的に対応をしてきます。暴力的な取り立てや脅しなどは一切なく、口調まで非常に優しく接することで利用者は安心して借り続ける、そんな状況のようです。

しかし、実態は闇金です。無許可であり、暴利ともいえる金利を取られます。番組では10日で3割の金利を取っていました。

ちなみに、貸金業者からお金を借りる際には法律で定められた金利の上限があります。定められている上限は年利20%です。

一年で20%が上限なのです。対して闇金は10日で3割(30%)。これは年利に直せば1000%を超え、比較にならないくらい暴利であることがわかると思います。

yamikin3wari

 

 

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番組で紹介されていたのは専業主婦の事例

番組では、49歳の専業主婦の闇金被害について紹介されていました。

この主婦の夫は工場勤務のサラリーマンです。景気の良いときは家計も順調でしたが、不景気になると一気にその影響を被り、2年前に業績が急降下した煽りで月給は10万円も減ってしまいました。

一人娘はすでに嫁いでいたので夫婦二人が食べていければよいという状況ではありましたが、住宅ローンに車のローンや保険など、毎月出ていく固定費は少なくはなく、しかも家計の状況に関係なく毎月発生します。当然、月によっては苦しいときもあり、そういう時は貯金を切り崩してやりくりするしかなかったそうです。

そんな時、彼女の携帯に審査なしで融資をするという勧誘がたびたびかかってきたそうです。昔、一度だけ消費者金融を利用した事があり、その時の情報が漏れていたようです。

勧誘してきた業者は『口座番号さえわかれば融資できる』という怪しさ満点の業者だったそうで、この主婦も最初は断り続けたそうです。が、ある日、孫を連れてやってきた一人娘からひな人形をねだられたことがきっかけで10万円ほど必要になり、ついつい融資を申し込んでしまいました。

闇金なのに優しく対応がソフト

彼女が利用したのは紛れもなく闇金であり、利息は10日で3割です。彼女が借りたいお金は10万円だったので、利息は10日で3万円にもなります。さすがに利息が高いと思う彼女に対し、闇金業者は

・利息も分割して払える
・千円単位で返済できる
・無担保で口座にすぐ振り込み可能

などと終始丁寧な口調で説明し、結局彼女はその業者から10万円を借りることにしました。非常に丁寧な親しみのもてる対応だったためか彼女に闇金という認識はなく、利息が多少高いとはいっても借りるのは10万円なのですぐに返済できると思ったのです。

闇金を利用し始めた途端に家に大量に消費者金融からのDMが届き始めるなど、警戒すべき事象はあったものの、闇金業者の優しい対応は終始一貫しており、借りた後のやり取りでも言葉がきつくなるようなことは一度もなかったそうです。

ソフト闇金のやさしい対応エピソード

闇金からの電話に出れなかった時
『出れない時にかけてすみません。以後気を付けます。』と謝ってくる。

返済を5日待ってほしいと頼んだとき
『信用していますから問題ありません。』と快諾してくれる。

風邪をひいたとき
体調を気遣ってくれる。

利用後半年たったころ
利息の引き下げを提案される
『大事なお客さまなので3万円の利息を2万円に下げます。』

闇金で返済が遅れると怒鳴られるなどのきつい対応があってもおかしくないのですが、決まって闇金の対応はソフト、誠実そのものです。それどころか、利息の引き下げまで闇金側が提案してくる。そういう対応をされ続けるうちに、

『困ったときに親身になってくれる救世主』
『この人を裏切るわけにはいかない』
『きちんと返済しないとこの人が社内で怒られる』

といった思いを持つようになり、彼女は夫に内緒でアルバイトをしながら返済を続けました。

 

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その後もお金を借り続けたすえに

当初の予定通りにすぐに10万円と利息を返済して終わりにすればよかったのですが、彼女はその後、生活費に困るたびに借り続け、ついには利息分も借りるようになってしまいます。
利息分を借りて返済に充てるので借金は全く減らず、本当に生活費が足りない時にはさらに追加で借りる、まさに自転車操業であり、彼女の借金は雪だるま式に増えていきました。

夫に内緒でしていたアルバイトも1つではなく2つ掛け持ちするなどしましたが借金総額は増え続け、次第に主婦が返せる額ではなくなっていきました。この時の借金は総額で150万円あったそうです。しかも、それまでに返済したお金はすでに300万円を超えていました。

返済に行き詰って娘さんに相談し、お金を無心したところ、

『それだけ返済を続けても全然元金が減ってない。』
『担当者はちっとも良い人じゃないよ。』

と指摘され、目が覚めたそうです。

 

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弁護士に相談

娘さんに指摘されたことで悪質な違法業者からお金を搾り取られていたと気づいた彼女はやっと弁護士に相談しました。

弁護士から指示された対応は

入金しない、連絡しない、電話に出ない

というシンプルなものだったそうです。

闇金はその後、2時間半の間に119回もの電話をかけてくるといった対応をしてきたそうですが、それも無視です。

弁護士が闇金業者に電話して連絡を取らないように要請すると、この段階になって初めて

『おめぇには関係ねぇだろっ!』

と弁護士相手に本性を現したものの、この日以降、闇金業者から彼女に電話がかかってくることはなくなったそうです。

この主婦に限らず、闇金を頼ってしまう主婦はほとんどが収入のない専業主婦で、夫に内緒で借り、内緒で返済をしようとして自転車操業に陥っていくそうで、これは共通パターンといってもいいくらいによくあるケースなのだそうです。

言うまでもありませんが、収入で賄えない支出をする時点ですでに家計は破綻しかかっています。住宅ローンを銀行で組むのであればまだしも、生活費を違法な闇金に頼る状況は家計だけでなく人生も破滅に向かいつつあると認識すべきです。
万一借りる場合でも、闇金ではなく、正規の貸金業者や銀行のローンなどでなんとかしのぐように注意しましょう。

闇金かどうかの最初の判断基準は金利
法律上で定められている貸金業者の金利・・・上限が年利で20%
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